変わっているというのは、夫婦の会話が、傍からみると不自然ないかにも他人行儀ながら、不思議な雰囲気・・・文学調というのか。
作家大谷には才能はあるものの、朝から酒びたりで、外に愛人を作り、飲み屋や、家の引き出し
から現金を盗んだりと・・・はちゃめちゃな人物像として描かれます。太宰治生誕100周年で、
太宰そのものの人物と妻と太宰の愛人、さらには妻を取り巻く男たちを描いている。
から現金を盗んだりと・・・はちゃめちゃな人物像として描かれます。太宰治生誕100周年で、
太宰そのものの人物と妻と太宰の愛人、さらには妻を取り巻く男たちを描いている。
そんな作家に尽くす妻が不憫に思えるが、こんなぐうたらな男に引き寄せられる
というのが理解に苦しむ(爆)。ただ、映画では、後に妻となる佐知(松)が
盗みの容疑で逮捕されたときに、自分を救ってくれたのが縁となっていた。
というのが理解に苦しむ(爆)。ただ、映画では、後に妻となる佐知(松)が
盗みの容疑で逮捕されたときに、自分を救ってくれたのが縁となっていた。
主演の松たか子は、TVのドラマ・シリーズで人気を得てきたが、「The有頂天
ホテル」などの“ワン・シーン・プレイヤー”として印象に残る台詞回しや演技が
あったが、「ヴィヨンの妻」では、松のための映画といえるほどすばらしい。
生き生きして、うまい。
ホテル」などの“ワン・シーン・プレイヤー”として印象に残る台詞回しや演技が
あったが、「ヴィヨンの妻」では、松のための映画といえるほどすばらしい。
生き生きして、うまい。
他のコメントにもありましたが、鏡の前で座ったときのダイナミックな後姿(ご想像に
お任せします!)は、すごい(爆)。
お任せします!)は、すごい(爆)。
広末涼子は、「おくりびと」では健気な新婚の奥さん役だったが、「ヴィヨン」では、
やや崩れた愛人役で、ベッドシーンにも挑戦していた(笑)。11月には「ゼロの
焦点」の公開も控えていて、ノリに乗っている女優の一人。
やや崩れた愛人役で、ベッドシーンにも挑戦していた(笑)。11月には「ゼロの
焦点」の公開も控えていて、ノリに乗っている女優の一人。
浅野忠信の映画はほとんど観ていなかったが、中国映画などでも活躍している。
この「ヴィヨン」では、不思議な世界、雰囲気を出している。まったく共感は出来ないが、
こういう生き方もありかと・・・。つねに「死にたい」と考えて、なかなか死ぬのが
むずかしいということですが・・・。共演は、光石研ほか。
この「ヴィヨン」では、不思議な世界、雰囲気を出している。まったく共感は出来ないが、
こういう生き方もありかと・・・。つねに「死にたい」と考えて、なかなか死ぬのが
むずかしいということですが・・・。共演は、光石研ほか。
この映画を午前中見て同じ日の夜に大作「沈まぬ太陽」を見たので、印象が相当打ち消されたようだ(笑)。
☆☆☆