Yahoo！動画で「ギフト」（２０００年、日本公開２００１年）を見た。
ホラーがかったサスペンスだったが、ケイト・ブランシェットが出ていたので見たしだい。
原題はThe Gift。
ギフトとは、もって生まれた能力のこと。
この映画では、超能力・超感覚といった意味か。
映画は、湖に移る日差しのシーンから始まる。
そこにオーバーラップするように、簡単な記号のようなものが書かれたトランプの
ような特殊なカードが並べられていく。
物語の進行と共に、そのカードが占いのカードであることを知る。
３人の小さい息子達と共に暮らすアニー（ケイト・ブランシェット）は、自らが持つ特殊な能力で、
町の住人たちの運命を占って生活を立てていた。ある日、顔見知りの女性ジェシカ（ケイティ・ホームズ）が行方不明になり、彼女の能力により死体が発見されるが、発見現場は敵対していたドニー
（キアヌ・リーヴス）の敷地内だった・・・。
超感覚を持ったアニーは、特殊カードを使って、人々の運命を占い、また時として幻影や夢を見て、
その人の身に降り掛かった出来事を当てる。ストーリーは、アニーの目線から描かれ、観客も同じ
ような不思議な感覚を持った状態で事件を見つめていくことになる・・・。
映画は、かなりホラー的要素が強く、あまり好みのジャンルではないが、ケイト・ブランシェット
のオーラに引き込まれた（笑）。”人には見えないものが見えてしまう”という逆の恐怖。
「シンプル・プラン」「スパイダーマン」シリーズなどで知られるサム・ライミ監督作品。
サム・ライミ監督は１９５９年１０月生まれで、まだ４８歳。最近は「スパイダーマン」一色だが、
なにか別な作品で、名作・感動作品を見たいもの。
豪華な俳優陣に注目。
ケイト・ブランシェットはさすが。ブランシェットのほか、夫の暴力など、その存在におびえる友人には「ボーイズ・ドント・クライ」でオスカーを獲得したヒラリー・スワンク。その夫には粗野で、嫉妬深い役を演じた「マトリックス」のキアヌ・リーヴス。
また行方不明になってしまう令嬢には、トム・クルーズのパートナー、ケイティ・ホームズが扮している。醜い人間の欲望などが描かれて、一見の価値はあった。
注目は、やはり、ケイト・ブランシェット。
７-８年前なら、ケイト・ブランシェットもケイト・ウインスレットもいっしょくただったかもしれない。いまは、違う！（笑）。
K.ウインスレットは、世界的大ヒット作「タイタニック」のレオナルド・デカプリオの相手役で、
その名をとどろかせ、しばらくヒット作がなかったようだったが、「ホリディ」の二組のカップル？
の一方を演じて、女優として落ち着いてきたようだ。
ケイト・ブランシェットは、いまやアカデミー賞の候補の常連。
「アビエーター」で、キャサリン・ヘプバーンの役を演じて、”すごい”と思った。
特別美人というのではないが、役柄にのめりこむというのか迫力がある。
「ロード・オブ・ザ・リング」や「あるスキャンダルの覚え書き」は、強烈な印象を
残している。とくに「あるスキャ」は、生徒と関係してしまう人妻を演じたが、
ドキっとする美貌があった。醜い先輩教師（ジュディ・ディンチ）を向こうにまわして
堂々としていた。
「最近気になる女優」で一番に取り上げた。
http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/51734609.html
今、最も注目している女優の一人である。
サム・ライミ監督作品：
「死霊のはらわた」 The Evil Dead (1983)
「XYZマーダーズ」 Crimewave (1985)
「死霊のはらわたII」 Evil Dead II (1987)
「ダークマン」 Darkman (1990)
「キャプテン・スーパーマーケット（死霊のはらわたIII）」 Army of Darkness (1993)
「クイック&デッド」 The Quick and the Dead (1995)
「シンプル・プラン」 A Simple Plan (1998) ★★
「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」 For Love of the Game (1999)
「ギフト」 The Gift (2000) ☆☆☆
「スパイダーマン」 Spider-Man (2002) ☆☆☆
「スパイダーマン2」 Spider-Man 2 (2004) ★★
「スパイダーマン3」 Spider-Man 3 (2007) ☆☆☆
