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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

1970年代⑤「1974年」の世相と公開映画

1970年代の世相と公開映画も5回目。
(世相)
・またまた日本軍の兵隊が(小野田・元少尉がルパングで発見された)
堀江謙一が、ヨットで単身無寄航・世界一周を成し遂げた
・ウオーターゲート事件でニクソン米大統領が辞任
三菱重工ビル前で時限爆弾爆発
長嶋茂雄が現役引退

 

(公開映画)

 

1974年といえば、日本映画で「感動に打ちのめされた映画」があった。

 

砂の器」である。この映画が公開されたとき、原作者の松本清張「原作を超えた!」と言ったといわれる。
丹波哲郎の名演もあるが、放浪の親子の父親を演じた加藤 嘉(かとう よし)が
すばらしい。加藤剛緒形拳森田健作島田陽子渥美清などが出演。

 

レーザーディスクの「砂の器」を買ったので、20回以上は見た。
fpdの特技の一つ?「丹波哲郎のせりふ」はすべて覚えた(なんということだ=笑)。
同じ年、丹波哲郎に身近に会うことができた。
以前にも書いたことがあるが、「ノストラダムスの大予言」の撮影で、私が入社したばかりの会社が撮影現場の一つになったため、裏方に借り出されたのだ。
映画ファンのfpdにとっては、血沸き肉踊るだった(笑)。

 

ジュネーブ国際会議場のシーン。半日間の撮影。
エキストラの外人が50人集まった。
会議室でのシーン。丹波は、せりふはほとんどなかったが、アップのシーンなどで、
実際の映画では、3分間のシーンだった。
共演の由美かおるは出番がなかったらしく、来なかった(残念)。
もう1本、一大旋風を巻き起こした映画があった。
燃えよドラゴン」だ。アチョー!という声とともにブルース・リーの人気が沸騰。
すでに公開前に亡くなったということもあって、伝説のヒーローとなっていた。
そのほかの話題の公開作品:

 


華麗なる一族」・・・TVのキムタクでは、格が・・・。オリジナルは仲代達矢だった!
仁義なき戦い 頂上作戦」・・・ますます快調の菅原文太
「スティング」・・・音楽もヒット。レッドフォード、ニューマンのコンビ。
「007/黄金銃を持つ男」・・・ムーア・ボンドが定着。
アメリカン・グラフィティ」・・・ハリソン・フォードは無名で出演。
「エアポート'75」・・・パニック映画の傑作「大空港」の二匹目のどじょう
「大地震」・・・チャールトン・ヘストン主演のデザスター映画。

 


「エマニエル夫人」・・・シルビア・クリステルが人気に。大胆なポスターだった。
「メイム」
「モン・パリ」

 

タクシーの初乗り220円(今もこのくらいだったらよかったのだが・・・)

 

ヒットした流行歌:
「うそ」(中条きよし)
「しのび恋」(八代亜紀
「ひと夏の経験」(山口百恵
「昭和枯れすすき」
襟裳岬」(森進一)

 

流行語:
・ゼロ成長
・狂乱物価
・青天のへきれき