日本映画の不滅の金字塔という映画は、そう多くはない。
この3本は、この数十年変更なし。
この映画では、らい病(ハンセン氏病)患者・本浦千代吉を演じた加藤嘉(よし)の名演が光る。今西警部(丹波哲郎)が、老年になって隔離されて生きている本浦千代吉を訪ねて、音楽家として成功している和賀英良(本名の本浦秀夫:加藤剛)の現在の写真を見せて、「この人に見覚えはありませんか。6つか7つの少年にして見たとしたら、それでも心当たりはありませんか?」と食い下がる。
「うぅ、うぅ~、そ、そ、そんな人、知らねぇ!」
加藤嘉のわが子を思う気持ちがほとばしり出る圧倒的な名シーンだった!
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