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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(140)「ファミリー・プロット」(1976)</span>





アルフレッド・ヒッチコック晩年の作品でこれが遺作となった。

この映画を撮影した時点で、映画監督50周年だった。
この映画は、ヒッチコックの53本目の映画である。

「ファミリー・プロット」は、10,000ドルの手数料目当てに資産家の遺産相続人を捜す若い男女と、
ダイヤモンドを狙う誘拐犯の男女の2組が織りなすサスペンス映画。

音楽はジョン・ウィリアムス。出演はカレン・ブラック、ブルース・ダーン、バーバラ・ハリス、ウィリアム・ディベイン、エド・ローター、キャスリーン・ネスビット、キャサリン・ヘルモンドなど。

カレン・ブラックは、個性的なあくの強い顔立ちで美人ではないが強烈な印象を残した。1970年代の
大作(「大空港」など)で、よく出ていた。ブルース・ダーンとバーバラ・ハリスのコンビも
よかった。

インチキ霊媒師のブランチは、富豪の老婦人にとりいって、行方不明の息子を探し出す仕事を得た。
ブランチの調査によって、宝石店を営むアーサーが、その息子であることが判明する。

だが、アーサーの裏の顔は、営利誘拐を繰り返す犯罪者であった。自分の身辺を探るブランチに、
アーサーは次第に危機感を覚えていく・・・。

二組の男女の物語が進行していき、途中から交錯していく。
ヒッチコック作品の中では、少々キレにかけるが、それなりに楽しめた映画だった。

例によって、ヒッチコックがワンシーン出演していた。