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<span itemprop="headline">1960年代(47)「わんぱく戦争」(1961)</span>



「わんぱく戦争」(1961)は、公開後10年くらいあとに見た。

子供たちの世界は、万国共通であるらしい。

二つのグループの対立、けんか、子供たちにしてみれば、勝つか
負けるかの「戦争」をユーモラスに生き生きと描いた。

負けても、何もとられないという発想から、素っ裸で子供たちが
「戦争」に挑む。

なかでも、子役の主役を演じたアンドレ・トレトン(ルブラック)は、その
「わんぱく」ぶりのかわいさが受け、公開当時は日本でも大人気になったようだ。

子供たちのせりふも、おそらく”脚本”というより自然に任せたのではなかったか
と思わせた。

対立する相手方から「ふにゃちん」といわれたルブラックが、
大人に聞く。「ふにゃちん」ってどういうこと!(笑)。


ルイ・ペルゴーの小説「ボタン戦争」を「勝負師」のフランソワ・ボワイエと舞台俳優の
イブ・ロベールが脚色し、ロベールが監督した児童映画。

出演者はアンドレ・トレトン、ジャン・リシャール、ミシェル・イセラなど
すべてずぶの素人である。

キャスト(役名)
Andre Treton アンドレ・トレトン (Lebrac)
Jean Richard ジャン・リシャール (Lebrac's Mother)
Michel Isflla ミシェル・イセラ (Aztec)
Jacques Dufilho ジャック・デュフィロー (Aztec's Motehr)

南フランスの田舎。美しい自然の中で、今日も人々は平和な営みを続けている。

が、子供たちの世界は別だった。彼らは自分たちの秩序をつくり、その中であり余る
生命力をぶっつけ合うのだ。

となり合った二つの村、ロンジュヴェルヌとヴェルランの子供たちは、いつも睨み合っていた。

ロンジュヴェルヌの大将は体の大きいルブラック。

片やヴェルランの首領はアズテック。

戦場は村の境界にある砂地の原っぱだ。ある日、敵中に単身とび込んだルブラックは、
おとし穴に落ち込んで捕虜になってしまった。報復は厳しかった。ボタン、ズボンの
つりひもから靴ひもまで切られてしまったのだ。

そして家へ帰ると父親に殴られたうえ、寄宿学校へ入れるぞと言われた。

ルブラックは震え上ってしまった。何故なら、寄宿舎の生活はルブラックにとって
監獄を意味していたからだ。そこで彼の考案したのは、全員すっぱだかで戦うことだった。

そうすれば、たとえつかまっても取られる物が何もないから安心だ・・・。(Goo)

この映画のヒットで、続編の「わんぱく旋風」が後に製作された。