45年ぶりにリメイクされた「椿三十郎」を見てきた。
見る前は、いろいろと心配、一抹どころか二抹、三抹の不安があったが、映画は、
一言でいうと“娯楽エンターテイメントとして、よくできた作品”だった。
一言でいうと“娯楽エンターテイメントとして、よくできた作品”だった。
最近の日本映画では、脚本がしっかりしているので、当然と言えば当然だが、
おもしろかった!
おもしろかった!
もし将来、黒澤作品のリメイクが続くとすれば(「用心棒」など)、
織田が主演を演じていくだろう。かなりのハマリ役だ。その辺を
見抜いた森田監督の ”目の付けどころが○○―プ“だったということか。
織田が主演を演じていくだろう。かなりのハマリ役だ。その辺を
見抜いた森田監督の ”目の付けどころが○○―プ“だったということか。
リメイク版を見る前の個人的な印象は・・・
主演俳優が、見劣りする。
三船のドスの利いた低音で太い声
に対して、織田は、声の調子が軽くて、
キーも高いような気がする。
浪人侍というイメージが、織田には感じられない・・・。
など・・・
に対して、織田は、声の調子が軽くて、
キーも高いような気がする。
浪人侍というイメージが、織田には感じられない・・・。
など・・・
前置きはこれくらいにして、感想は?
映画は、満足できる、面白い映画だった。
映画は、オリジナルと比べて、かなりストーリーを簡潔にしている
印象だ。それだけわかりやすく、ストレートに伝わる。
印象だ。それだけわかりやすく、ストレートに伝わる。
中盤の見所のシーンの一つは、何十人もの侍を相手にした三十郎の殺陣のシーン。
ここでは、無駄な会話は一切省いた。三十郎の立ち回りのみを
カメラは追った。それだけに、緊張感、迫力が伝わってきた。
カメラは追った。それだけに、緊張感、迫力が伝わってきた。
映画は、脚本が同じであることから、オリジナル作品と大きくは
変わらないが、ラストシーンの前作の歴史的なシーンは、まったく違うものとなった。
変わらないが、ラストシーンの前作の歴史的なシーンは、まったく違うものとなった。
織田裕二の全体的なセリフのトーンもかなり低音で、ドスもきいて三船に勝るとも劣らない台詞回しだった。まあ、腹から声をしぼるように、ちょっと無理をしているかなと言う印象はあるが(爆)。
脇役人は、かなりベテラン勢をそろえた。
映画のオープニングは、太鼓の音などの音響効果などがあって、映画全体に重厚感を与えていた。
☆☆☆☆(お勧め)