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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1960年代(25)「ニュールンベルグ裁判」(1961)</span>



 

 「ニュールンベルグ裁判」は、1961年のアメリカ映画。
 重厚なすばらしい映画でした。

 リバイバル、テレビとそれぞれ一度づつ見ました。
 「12人の怒れる男」にも通じる映画でしょうか。

 名匠スタンリー・クレイマーが監督し、第二次世界大戦における
 ナチス・ドイツの戦犯裁判を、スペンサー・トレイシーバート・ランカスター
 リチャード・ウィドマークマレーネ・ディートリッヒ、マクシミリアン・シェル、
 ジュディ・ガーランドモンゴメリー・クリフトら豪華スターにより映画化。

 ドイツ側の弁護人を演じたマクシミリアン・シェルは、この映画で
 アカデミー賞の主演男優賞を受賞。このほか、アカデミー賞脚色賞が贈られました。

 ストーリー:
 第二次大戦後、ドイツのニュールンベルグで、ナチスに加担したとされる
 ドイツの法律家たちが、連合国側の設けた戦犯法廷で裁かれることになる。
 同じ法律家の法律家としての行為の是非を問う特異な裁判に、アメリカから
 派遣されたヘイウッド裁判長(スペンサー・トレイシー)は悩まされる。
 さらに被告側弁護人ロルフ(マクシミリアン・シェル)も予想外の抵抗を
 見せるのだった・・・。

 この映画は、ベテラン俳優の演技合戦がみもの。
 落ち着いた、スペンサー・トレーシー。
 渋いバート・ランカスター、リチャード・ウイドマークら。
 白熱した論戦。ほとんどが、裁判シーン。
 テーマは、戦争犯罪とは何か。
 その責任の所在は?
 戦犯として裁かれるべき人の範囲はどこまか?
 そうした問題を、戦後16年を経て、アメリカの社会派監督が
 世に問うた映画でした。裁判で裁かれるのは、軍人ではなく
 ナチス政権下のドイツの法律家たちというところが、
 注意を引きました。
 
 俳優陣を見ているだけで、わくわくしました。 

 「ニュールンベルグ裁判
 (原題:Judgment at Nuremberg)
 監督 スタンリー・クレイマー
 製作 スタンリー・クレイマー
 脚本 アビー・マン
 出演者 スペンサー・トレイシー
 バート・ランカスター
 マレーネ・ディートリッヒ
 ジュディ・ガーランド
 モンゴメリー・クリフト
 マクシミリアン・シェル
 音楽 アーネスト・ゴールド
 撮影 アーネスト・ラズロ
 上映時間 3時間6分


 ☆☆☆☆