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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1980年代⑰Uボート」</span>


 「Uボート」(1981、日本公開1982)は、ドイツ映画で、重厚な映画だった。
 音楽も、荘厳。

 ストーリーは、第二次世界大戦下の1941年秋。

 ドイツの占領下にあったフランスの大西洋岸にあるラ・ロシェル港から、1隻のUボートが出航する。

 彼らに与えられた任務は、大西洋を航行する連合軍の輸送船の撃沈。血気盛んながら実戦経験不足の
 若者たちと、報道班員として同乗したヴェルナー少尉、そしてそんな彼らをため息混じりに見つ
める艦長を乗せ意気揚揚と出撃するUボートだが、折しも連合軍は対潜水艦戦術を向上させつつ
あった。
 
 荒れ狂う北大西洋での孤独な哨戒航行、遠くから微かに聞こえる味方の無線、血湧き肉踊る敵船団
 攻撃、そして深海で息を潜めながら聞く敵駆逐艦のソナー音と爆雷の恐怖。。。。

 ようやく哨戒攻撃任務を終え、帰還できると一息ついた彼らに届いたのは、イギリス海軍の地中海
 本拠地のあるジブラルタル海峡を突破せよ、という非情な任務。艦長、ヴェルナー少尉、そして
 乗組員達の前には過酷な運命が待ち受けていたのだった(HPより)。

 物語は、「海の勇者」、「灰色の狼」、「深海の英雄」と美辞麗句で持て囃されながら、実際には
 出撃した隊員のうち実に4分の3にも及ぶ犠牲を出したUボート乗組員たちの生き残りを賭けた苦闘を
 描いた戦場の物語である。

 監督・脚本:ウォルフガング・ペーターゼン
 音楽:クラウス・ドルディンガー
 
 ベテランの艦長(ユルゲン・プロホノフ)、その他様々な航海士などが登場するが、この映画の 
 ”視点 ”の役割を果たすヴェルナー少尉(ヘルベルト・グレーネマイヤー)を通じて、Uボート
 乗組員がいかに過酷な運命にあったかが語られていくことになる。

 映画そのものは、緊迫感、スリル、リアルさにあふれていた。

 なかなかドイツ映画で、ヒット性のある映画は少ないが、80年代を代表するドイツ映画であった。

 

☆☆☆



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