↑映画はよかった!
その時代を反映するものとしては、「映画」「歌」「CM」「流行語」「流行」・・・などが
ありますが、本の「ベストセラー」というのも、案外、時代を象徴しているかもしれません。
1980年代のベストセラーを見てみると・・・
1980年・・・「思い出トランプ」(向田邦子)(飛行機事故で亡くなられた)
「なんとなく、クリスタル」(田中康夫)(やたらとカタカナが多く、煙に巻かれた)
「蒼い時」(山口百恵)
1981年・・・「吉里吉里人」(井上ひさし)
「窓際のトットちゃん」(黒柳徹子)(本人の自叙伝的な作品でした。売れた!)
「蒲田行進曲」(つかこうへい)(”銀ちゃん”映画は、大ヒット)
「人間万事塞翁が丙午(ひのえうま)」(青島幸男)(結構、面白かった)
1982年・・・「気くばりのすすめ」(鈴木健二)(NHKの司会者で、言葉の達人でした。)
「プロ野球を10倍楽しく見る方法」(江本孟紀)(阪神の投手が本を。議員にまで)
1983年・・・「ひとひらの雪」(渡辺淳一)
「迷走地図」(松本清張)(迷走する、という言葉も流行った)
「新しい人よ眼ざめよ」(大江健三郎)
1984年・・・「三毛猫ホームズのびっくり箱」(赤川次郎)
「構造と力」(浅田彰)
1985年・・・「首都消失」(小松左京)
「ベッドタイムアイズ」(山田詠美9
「寝台特急<日本海>殺人事件」(西村京太郎)
1986年・・・「塀の中の懲りない面々」(安部譲二)(本人の体験だけに、リアル)
「化身」(渡辺淳一)
「M/Tと森のフシギの物語」(大江健三郎)
1987年・・・「サラダ記念日」(俵万智)(若い詩人の誕生。短文にインパクト)
「ノルウエイの森」(村上春樹)(共感できました)
「別れぬ理由」(渡辺淳一)
「MADE IN JAPAN」(盛田昭夫)(ソニー・盛田会長の直球発言)
1988年・・・「ゲームの達人」(シドニーシェルダン)(引き込まれました)
「キッチン」(吉本ばなな)
「大国の興亡」(P.ケネディ)
「危険な話」(広瀬隆)
1989年・・・「一杯のかけそば」(栗良平)
「孔子」(井上靖)
「TSUGUMI」(吉本ばなな)