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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1980年代⑩「ペギー・スーの結婚」</span>


 「ゴッドファーザー」のフランシス・フォード・コッポラの1986年のコメディータッチのノスタル
 ジーをそそる映画ですね。この頃は、マイケル・ダグラスと共演することが多かった キャスリーン・ターナーが出ていたので、見ました。この作品で、アカデミー賞主演女優賞にノ ミネートされましたが、惜しくも賞は逃しましたね。

 1981年の「白いドレスの女

 で鮮烈なデビューを飾り、1985年には、ジャック・ニコルソンと共演した「女と男の名誉」ではゴール
 デングローブの主演女優賞を受賞。その翌年に主演したのがこの「ペギー・スーの結婚」というわけで す。

 K.ターナーは1954年生まれ(現在52歳になるんですね。)もともと、ブロードウエイにも出ており、
 1990年ごろには、ホンモノのK.ターナーのブロードウエイの舞台「熱いトタン屋根の猫」を見ました。 178センチの長身とスタイルのよさが印象的でした。

 「ペギー・スー~」では、中年の域に達している、あまり幸せとはいえない女性(キャスリーン・
 ターナー)が、タイムスリップして、25年前の高校時代に戻り、将来の夫となる男性(ニコラス・ケイジ=若い!)との出会いなどが描かれていました。音楽もすばらしく、時代が昔にタイムスリップする映画の走りになった映画といえるかもしれません。

 舞台はアメリカの中西部。ブキャナン・ハイスクールを、25年前に卒業したペギー・スー(キャスリ
 ン・ターナー)は、チャーリー・ボデル(ニコラス・ケイジ)と結婚して2児に恵まれたものの、夫は
 家業の電気屋に忙しく外に女を作って別居中。そんなころ、同窓会が開かれることになった。

 会場には、キャロル(キャサリン・ヒックス)を始め懐かしい顔がいっぱいだ。ペギーにとっては
 一気に青春の日々に引きこまれる思いだった。その夜のハイライトとしてクイーンとキングが
 選ばれることになり、キングには科学者のリチャード(バリー・ミラー)、クイーンにはペギーが
 選ばれた。が、興奮した彼女は、その場で卒倒してしまった。気がつくと、ペギーの視野には、
 25年前の学校内の有様が広がった。彼女は25年も前にタイム・スリップしてしまったのだ。

 家に帰るとママ(バーバラ・ハリス)とパパ(ドン・マレー)、妹(ソフィア・コッポラ)がいる。
 彼女は自分が過去に戻ってしまったことを知った。そして、失われた青春をやり直そうと考えるの
 だった・・・。

 この映画から、のちにスターになった俳優が多く出ているのに改めて驚かされます。

 ヘレン・ハント、ジム・キャリー、ソフィア・コッポラ(「ロスト・イン・トランスレーション」の
 監督)など。キャスリーン・ターナーの高校3年生役にはちと無理があるかな、というのが
 引っかかりましたが(笑)。

 郷愁をそそる映画ではありました。