「時計じかけのオレンジ」(1971年、日本公開1972年)は、近未来SFで、暴力、セックス、
ベートーベンの音楽を中心に不良グループの少年たちの生態を異様に描いたスタンリー・
キューブリックの問題作品。
学生当時に見た映画の感想メモ記録によると「不良仲間の大きなクローズアップされた顔。
次第にカメラは引かれ、ミルクを飲む彼らの様子を映し出す。異様な光景。暴力の限りを
尽くして暴れまわるショッキングなシーン(レイプなど)の連続。嘔吐すら覚えるす
さまじい映画!」とある。音楽が強烈な印象を残す映画だった。
名作「雨に唄えば」を口ずさみながらの暴力。
ウイリアムテル序曲、ベートーベンの第九、歓喜の歌などの曲をバックに ”メカニックな
悪夢の世界”が描かれたいく。そのテンポは息をもつかせぬ速さで、異様に、迫力豊かに
描かれ、ブラック・ユーモアをも生み出している。
そしてラスト・シーン。あの有名なジーン・ケリーの「雨に唄えば」が印象に残る。
主演を演じたのは、マルコム・マクドウエル。個性的な俳優だ。
「if ・・・もしも」に続く作品。
ニヒルだが「時計じかけのオレンジ」のラスト・シーンはすさまじい。
キューブリックの鬼才ぶりがいかんなく発揮されていた。
もう一度見てもいいかな(笑)。
☆☆☆
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