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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">女優(15)「メリル・ストリープ」: 当代随一の演技派女優</span>



 これまで、どちらかというと美人女優を中心に紹介してきました。
 これからは、ブス(いえいえ、決してそういうわけでは=笑)ではありませんが、演技力で、
 活躍を続ける女優を何人か、ピックアップします。

 筆頭は、長いキャリアを誇る、この人を置いてほかにいないでしょう。

 メリル・ストリープ(1949年生まれ)。

 代表作がたくさんあり、見た人によって、さまざま異なることかと思います。
 だいたい、以下の作品をあげる人が多いでしょうか。順不同。
 
 「ディア・ハンター
 「ソフィーの選択
 「めぐりあう時間たち
 「恋に落ちて」
 「マディソン郡の橋
 「クレーマー・クレーマー」
 「愛と哀しみの果て」・・・。

 出演映画を見るたびに、違ったイメージを創造しているところはさすが、ベテラン女優です。
 まず、「クレーマー・クレーマー」(アカデミー賞主演女優賞)が印象に残ります。
 映画の中では、ダスティン・ホフマンと離婚する元奥さんですが、演技が抜群でした。
 
 「恋に落ちて」では、ロバート・デ・ニーロとの掛け合いが絶妙でした。「中年にさしかかり、
 (忘れていたような)異性に対するときめき」というのでしょうか。決してドロドロした
 ものでなく、こういう軽いタッチの、さりげない映画で、うまいですね。

 「ソフィーの選択」(アカデミー助演女優賞)が代表作ではないかと推測しますが、未見です。
 
 そして、強烈な印象を残したのが、「マディソン郡の橋」(個人的には、これがベスト
 かな)。クリント・イーストウッドももちろんいいですが、この映画でのストリープは、
 感情を抑えながらも、「これが女優」というのを見せてくれ、雨の中のシーン
 (車を開けようか、開けまいかと迷うシーン)など、感情移入させられるところはすごいですね。
 泣かされました(笑)。

 「めぐりあう時間たち」では、3つの時代で、N.キッドマン、ジュリアン・ムーア、ストリープ
 の3人が登場しましたが、アカデミー賞では、二コール・キッドマンがこの映画で主演女優賞を
 受賞しましたが、それに劣らず、印象に残ります。

 まだ未公開ですが、すでに見ている「Prime」(邦題未定)も、精神カウンセラーの
 役で、すばらしいです。相談相手役がユマ・サーマンでした。お勧めの1作です。

追加:その後の主要作品を追加しました。
 
出演作品:
■「恋するベーカリー」(2009)
■「ジュリー&ジュリア」(2009)
■「ダウト〜あるカトリック学校で〜」(2008)
■「マンマ・ミーア!」(2008)
■「いつか眠りにつく前に」(2007)
■「大いなる陰謀」(2007)
■「アント・ブリー」(2006)
■「プラダを着た悪魔」(2006)
■「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(2006)
■「Prime 」(2005)
■「クライシス・オブ・アメリカ」(2004)
■「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(2004)
■「アダプテーション」(2002)
■「めぐりあう時間たち」(2002)
■「クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー」(2000)
■「母の眠り」(1998)
■「誤診」(1997)
■「心みだれて」(1996)
■「マディソン郡の橋」(1995)
■「激流」(1994)
■「愛と精霊の家」(1993)
■「永遠(とわ)に美しく・・・」(1992)
■「ハリウッドにくちづけ」(1990)
■「シー・デビル」(1989)
■「黄昏に燃えて」(1987)
■「心みだれて」(1986)
■「愛と哀しみの果て」(1985)
■「プレンティ」(1985)
■「恋におちて」(1984
■「殺意の香り」(1983)
■「シルクウッド」(1983)
■「ソフィーの選択」(1982)
■「フランス軍中尉の女」(1981)
■「ある上院議員の私生活」(1979)
■「クレイマー、クレイマー」(1979)
■「マンハッタン」(1979)
■「ディア・ハンター」(1978)