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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ソフィーの選択」(原題:Sophie's Choice、1982)を見た。今頃?

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ソフィーの選択」(原題:Sophie's Choice、1982)を見た。主演のメリル・ストリープアカデミー賞主演女優賞を受賞するなどの話題作で、ナチスによるホローコーストを題材に取った作品。監督は「コールガール」(1971)「大統領の陰謀」(1976)などのアラン・J・パクラ。悲痛な選択というのを知っていたので「あえて」見逃していた。Netflixにあったので見た。

ソフィー(メリス・ストリープ)というアラサー女性と2人の男との奇妙な3角関係が描かれるが、過酷な状況の中で、ソフィーの決断・選択が迫られる。

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1947年、アメリカ南部の田舎町に住む、スティンゴというあだ名で呼ばれる青年 (ピーター・マクニコル) は、作家になることを夢見ていた。 まだ恋愛も知らず井の中の蛙(かわず)であったスティンゴは、わずかなお金をもって自分探しの旅をするべく故郷を後にする。 

列車でニューヨークに向かい、ブルックリンで安住まいを見つける。 安住まいといっても郊外の邸宅のような屋敷に、1階と2階で住人がシェアしているピンク・パレスと呼ばれるピンク一色のアパート。年配の女主人の説明を聞き、即座に入居を決める。自室のドアのむこうの大階段で怒鳴り散らしている男と泣きすがる女の声を聞き、何ごとかと様子をみに行く。 それが、ソフィー (メリル・ストリープ) とネイサン (ケヴィン・クライン) との出あいだった。

怒鳴り散らしてアパートを出て行ったネイサンだったが、その夜のうちに戻ってきて、ソフィーに謝罪の言葉を述べ、翌朝にはスティンゴにも「夕べは悪かった」と握手を求める。 

そして2人はスティンゴに彼らの部屋で朝食をとってから一緒にコニー・アイランドに遊びに出掛けようと提案する。彼らの部屋でカップルは、馴れ初めや身の上をスティンゴに語るのだった・・・。

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ソフィーには隠された過去の秘密があったが次々に明かされていく。戦時中、ホローコースト(アウシュビッツ強制収容所)にいたという。アウシュビッツに送られる途中で、ナチスの将校から「ユダヤ人か」と迫られるが「カトリックだ」と答えると、子供2人(男と女の子供)の一人は引き取ってよいと”究極の”選択を迫られる。選ばないと、2人とも焼却され死ぬぞというのだ。苦渋のソフィーの選択は…?

 

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            この子の運命は・・・。

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監督:アラン・J・パクラ

製作:アラン・J・パクラ、キース・バリッシュ

製作総指揮:マーティン・スターガー

原作:ウィリアム・スタイロン

脚本:アラン・J・パクラ

撮影:ネストール・アルメンドロス

音楽:マーヴィン・ハムリッシュ

 

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メリル・ストリープは、第55回アカデミー賞第40回ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。アカデミー賞では、脚色賞、作曲賞、撮影賞、衣装デザイン賞にもノミネートされた。