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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

女優⑤「シャーリーズ・セロン」:この人も美貌と演技力で勝負しています。

 シャーリーズ・セロン(1975年生まれ、30歳、若い!)。

 「コール」では、子供を誘拐された母親役で、誘拐犯、ケビン・ベーコンとの
 駆け引きと、恐怖感を演じた。名子役といわれるダコタ・ファニングが、
 またしても、うまい演技を見せた。スチュアート・タウンゼントが共演。

 「トリコロールに燃えて」は、私生活でもパートナーといわれるスチュアート・タウンゼントベネロペ・クルスが共演。激動の時代を強く激しく生き抜いた女性の生きざまで、美貌の本領を発揮していた。かなり妖艶さの漂った官能映画でもありました。

 三ツ矢サイダー、じゃなかった「サイダーハウス・ルール」は、まだ若いですが、
 マイケル・ケイン、トビー・マクガイアと共演。

 セロンは、南アフリカ郊外でフランス人の父とドイツ人の母の下に生まれる。
 生い立ちは、必ずしも恵まれず、シャーリーズ15歳の時には、ついに母親が父親を射殺するという悲劇が起きた。(母親は正当防衛が認められている)。

 早くからバレエのレッスンを受けて育ち、NYのバレエ学校で学ぶために移住。
 やがてモデルの仕事もするようになるが、膝を痛めてバレエを断念。
 LAへ渡り女優を目指すようになる。1997年の「2 days トゥー・ディズ」で映画デビュー。

 その美貌から注目され、トム・ハンクスの監督デビュー作「すべてをあなたに」で、
 主人公の故郷の恋人役を獲得。翌年にはキアヌ・リーヴスの妻を演じた
 「ディアボロス/ 悪魔の扉」で熱演を見せた。

 以後、ラッセ・ハルストレム監督作「サイダーハウス・ルール
 「スウィート・ノベンバー」などのドラマ作品で活躍する一方、
 「レインディア・ゲーム」「ミニミニ大作戦」などのサスペンス、
 アクション作品にも幅広く出演、トップ女優の地位を確固とした。

 2003年に主演した「モンスター」では、ハリウッド一の美貌の持ち主との
 評判をかなぐり捨て、10キロ以上の体重増加を行い醜女メイクで実在の女
 シリアルキラーを熱演、この演技が各方面から高い評価を受け、みごと
 アカデミー主演女優賞を獲得、女優として大いなる飛躍を遂げた。
 ノーメークで、役柄のため太り、あえて醜くなるあたり、並みの女優では
 出来ませんね。

 これから、30代、40代となって、さらに飛躍するでしょう。うーん、美人は得だなぁ。イーオン・フラックス」などの3流作品にでている場合ではないのです(笑)。
第2のグレース・ケリーとして、サスペンスなんかいいのでは、と思います。

主な出演作
イーオン・フラックス」(2005)
スタンドアップ」(2005)
トリコロールに燃えて」(2004)
「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」(2004)
ミニミニ大作戦」(2003)
「モンスター」(2003)
「コール」(2002)
スウィート・ノベンバー」(2001)
「スコルピオンの恋まじない」(2001)
「裏切り者」(2000)
「ザ・ダイバー」(2000)
「バガー・ヴァンスの伝説」(2000)
レインディア・ゲーム」(2000)
サイダーハウス・ルール」(1999)
「ノイズ」(1999)
「マイティ・ジョー」(1998)
ディアボロス/悪魔の扉」(1997)