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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)

 
マッドマックス 怒りのデス・ロード」(原題:Mad Max: Fury Road、2015、オーストラリア)を見た。
最初から最後まで荒涼とした砂漠が舞台。世界にこんな場所があるのかと思ったら、撮影はアフリカのナミビアというところで行われた(撮影期間は2012年7月~12月)。一面の砂漠は”アラビアのロレンス”の世界だ。ただこちらの方は美しさはなく、荒涼として、どんよりとして暗い。
 
「マッドマックス」シリーズの第4作目に当たり、前作「マッドマックス/サンダードーム以来、製作は27年ぶりということになる。
「マッドマックス」といえば、オーストラリア人俳優のメル・ギブソンを一躍有名にした作品だが、とくに「マッドマックス2」が印象に残る。
 
主役のマックスには、「インセプション」のトム・ハーディが扮し、ほとんど坊主頭にした女優シャーリーズ・セロンが共演し、監督・脚本は過去3作品と変わらずジョージ・ミラーが担当。
 
「私の名はマックス。ここは火と血の世界。(殺す気か。油のためさ。石油戦争。殺しあいだ。水不足。水の奪い合い。)昔 俺は警官だった。使命に燃え、悪を追った。世紀末だ。人類は暴力に支配された。核戦争。地球は荒廃。体は蝕まれ、寿命は半分に・・・。世界は崩壊し 我々も壊れていった。狂気に取りつかれたのは 俺なのか それとも世界か。」といったマックスの独白で始まるこの映画。想像を超えたバトルが始まる。
 
 
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石油も水も尽きかけた近未来の世界。
元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、自由への逃走を開始する。
 
凄まじい追跡、炸裂するバトル・・・。絶体絶命のピンチを迎えた時、マックスと仲間たちの決死の反撃が始まる!(MovieWalker)。
 
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 フィオリサ(シャーリーズ・セロン)とマックス(トム・ハーディ
 
マックスは、ともに戦うフィオリサに向かっていう。
「希望は持たぬことだ。心が壊れたら 残るのは ーー ”狂気”(MAD)だけだ。」
 
フィオリサを演じているのが最初はシャーリーズ・セロンと分からないくらいの短髪頭で登場し、しかも片腕がなく、義手。「モンスター」でアカデミー賞主演女優賞を受賞している名女優は、「コール」「ハンコック」「トリコロールに燃えて」などで美貌の持ち主として知られるが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では、化粧っけなしで、傷だらけになって体当たりで演じている。
 
 
 
タンク・ローリーや改造車などのカーチェイスが最大の見所で、ド派手なアクションは、見るというよりも体験するという驚きの世界が展開する。
 
フィオリサに、それまで名前を言っていなかったが「俺の名前はマックスだ」というのが印象に残る。全編に流れる、不安を掻き立てるような音楽も印象的だ。
 
”MAD”な世界観は、今ひとつピンと来ないが、迫力ある映像を堪能する映画と言えそうだ。良くも悪くも、クレージーな映画だ(笑)。
 
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