↑ドロンの吹き替えでおなじみの声優・野沢那智
声優シリーズ①野沢那智
最近はテレビで、落ち着いて洋画を見る機会は少ないですが、
声優というのは、地味ですが、声のイメージと俳優が重なって
「存在感」は大きいです。
声優で印象に残る人たちを、何回か紹介したいと思います。
トップバッターは、この人、アラン・ドロンでおなじみの
野沢那智。
野沢那智といえば、高校時代~大学にかけての深夜ラジオで聞いていた
「パックイン・ミュージック」。このパーソナリティで、
白石冬美との掛け合いは、絶妙でした。そのころの
ラジオ番組では、キンキンこと愛川欣也、土居勝、今をときめく、
みのもんた、などがいたと思います。受験生の耳には、
ラジオからの声が、励ましにも聞こえたのでした。
野沢那智(1938年生まれ)
主な俳優の吹き替えは・・・(これまたすごい)
●アラン・ドロン
●アル・パチーノ
●ロバート・レッドフォード
●ダスティン・ホフマン
●ロバート・デ・ニーロ
●「0011ナポレオン・ソロ」
デヴィッド・マッカラム
(イリヤ役)でデビュー。 以後
●ジェームス・ディーン
●ブルース・ウイリス
「ダイ・ハード」
・・・現在活躍中の大物俳優を軒並み担当しているではありませんか。
リストの上位5人なんていうのは、人気俳優の常連ですね。
中でも、アラン・ドロンの声は、野沢那智以外には、考えられませんね。
甘い声が、ドロンにマッチしていました。
ナポレオン・ソロのイリヤ・クリアキンもぴったりでした。オリジナルの
俳優の声を聞いたときに「あれ、違うんじゃないの」と逆に思って
しまうくらい影響があるわけですね。
俳優の個性も声の質も当然違うのに、それらをうまく使い分けているの
でしょうね。声優にしろ、映画の字幕翻訳にしろ、大変なすばらしい
仕事の割には収入はそれほどでもないと聞きます。改善したほうがいいと
思いますね。
さて、次は、誰に行こうかな(笑)