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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「グッド・ナイト&グッド・ラック」・・・報道姿勢の手本</span>


 
  「グッド・ナイト&グッド・ラック」を機内で観る。
 
  1950年代のモノクロ映画を見るように、モノクロ映画で、当時の状況が伝わってくる。映画の出だしの雰囲気からして、すばらしい。ジョージ・クルーニーは、監督に回ったのか、役柄は、むしろ脇役。「赤狩り」吹き荒れる中、CBSのキャスター(デヴィッド・ストラザーンアカデミー賞主演男優賞にノミネート) は、真っ向から赤狩り議員に反対を唱え、あるべき報道の姿勢を貫く。

  興味深かったのは、報道番組の合間に流れるコマーシャル(古きよき時代を思わせるコマーシャルが、実名で紹介される。)とコマーシャルの間の数十秒の報道スタッフの間合いの描写。
  緊張感が走るものの、オンとなれば、タバコをふかし、コメントを続けるキャスター。番組は、いつもの言葉で、終わる。「お休みなさい。ご機嫌よう」(Good Night, Good Luck」。アメリカ人は、これにしびれ、郷愁をそそるのでは・・・。いい映画です。
  
  それでは「ご機嫌よう」。