fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ダブル・ジョパディー」(原題:Double Geopardy,1999)を見る。

ダブル・ジョパディー」(原題:Double Geopardy,1999)を見る。タイトルの意味は「二重処罰」で、アメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた“二重処罰の禁止”(同一の犯罪で二度有罪にはならない)をモチーフにしている。監督は「ドライビング Missデイジー」のブルース・ベレスフォード。 

出演は「評決のとき」「コレクター」のアシュレイ・ジャッド、「メン・イン・ブラック」「追跡者」のトミー・リー・ジョーンズ、「蘭の女」のブルース・グリーンウッド、「ミスティック・ピザ」のアナベス・ギッシュなど。

・・・

リビー(アシュレイ・ジャッド)は、実業家の夫ニック(ブルース・グリーンウッド)と愛する4歳の息子マティ(ベンジャミン・ウィアー)と幸せな暮らしを送っていた。

ニックの提案で、夫婦水入らずのヨットでのクルージング中、ニックが姿を消し、リビーに殺人の罪が被せられる。

リビーはマティを親友のアンジーアナベス・ギッシュ)に託し、刑務所に服役する。最初は頻繁にマティを連れて面会に来ていたアンジーだが、ある日突然消息を絶ってしまう。

必死で調べるうち、実はニックの殺人事件は本人の狂言で、アンジーも共犯だったことを突き止める。ニックは資金繰りに行き詰まり、保険金目的でリビーを罠に落とし入れたのだった。

刑務所の仲間から“ダブル・ジョパディー=二重処罰の禁止”を聞き、復讐を誓ったリビー。体を鍛え、ひたすら仮釈放にむけて日々を過ごす。

6年後、仮釈放され保護観察官ラヴィストミー・リー・ジョーンズ)の元で監視されるリビーは、アンジーの行方を追う。アンジーの元の職場で住所を手に入れるが、不法浸入で捕まってしまう。

送還中、トラヴィスの目を盗んで逃げ出したリビーは、アンジーを訪ねるが、アンジーは4年前にガス爆発事故で亡くなっていた。ニックの仕業だと確信したリビーは、母親に援助され、さらにニックと11歳になったマティ(スペンサー・トリート・クラーク)の行方を追うのだが…。

・・・

アシュレイ・ジャッドが、刑務所に入れられながらも、息子に会うために体を鍛えて、カーアクションなどが見どころ。また、夫・ニックに棺桶に閉じ込められ、脱出するシーンは、のちの「キル・ビル」のユマ・サーマンを思い起こさせる。

トミー・リー・ジョーンズは、性格は荒いが、真実を知るにつれて、リビーとともに犯人を追い詰めていくなどで、人間味を見せている。

成果を出さないトラヴィストミー・リー・ジョーンズ)に上司は、戻って来いと命令するが「(自分の)カンを信じろ」と突っぱねる。上司は「ミッション・インポッシブル」(1996)のマネかと揶揄する一幕も。

映画の中で「タピオカ」が登場していたが、1992年ごろに第一次タピオカブームがあったことを反映しているのか。

 

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【コーヒーブレイク】”気分転換”に「ロゴ」を作ってみた(笑)。

引きこもりが多いので【気分転換】が必要。朝のウォーキングも、このところ中断。

fpd」ロゴでも作ってみるか(笑)。

立体的に作ってみた第1弾は、ゴミ箱行きに。そして、プレイステーション(プレステ)のカッコいいロゴをまねてみたが…。

  fantastic pizza delivery (fpd

やはり、ご本家のプレステは、何種類かあるようだが、とてもかなわない(泣)。

 

fpdと3文字なのが良くないようだ。

fp」だと、ファイナンシャル・プランナーになってしまうしな(笑)。

このままいくか

・・・

fpdとかけて、暑いときの団扇(うちわ)と解く」

「その心は…」

「どちらもセンス(扇子)がない」

 

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映画「キートンの化物屋敷」(原題:The Haunted House, 1921)を見る。

キートンの化物屋敷」(原題:The Haunted House, 1921)を見る。サイレント映画で、銀行強盗に間違われた銀行員が化け物屋敷に逃げ込んだことで起こる騒動を描く短篇ドタバタ喜劇。監督・主演はバスター・キートン。無声、21分。

日本では各地の映画鑑賞会等で上映され、2013年12月21日より、東京・シネマヴェーラ渋谷にて開催された「映画史上の名作10」にてデジタル上映された。

・・・

小さな銀行の銀行員のキートン。女性客が朝8時過ぎ、9時の開店前に、銀行窓口で現金引き出しを希望するが、窓口のキートンが「9時まで待ってください」というと、女性が、顔をキートンに近づけてきて頼むと、キートンは柱時計の針を9時に進めると、金庫が開く、というところから面白い。

窓口にあった接着剤が紙幣についてしまい、手や足にくっついてしまい大騒ぎに。接着剤がついてしまったキートン。ほかの行員に紙幣をまとめさせるがうまくいかない。ほかの客同士が接着剤でズボンの尻が離れずに、一人の男のズボンをハサミでチョキン。それを見た女性客が驚いて倒れこんでしまう。

そんな中、キートンは、銀行強盗と間違われて警官に追われ、逃げ込んだところが、化物屋敷だった…。

 

・・・

お化け屋敷は、階段の仕掛けや、らせんの滑り台、床の回転、バラバラだった人間の体をつなげると本物の人間になるといったシーンなど、仕掛けが満載の屋敷。ソファに座ると、動きだしたり、骸骨たちの登場もお面白い。お化けたちとキートンのやり取りが微笑ましい作品だった。

バスター・キートンBUSTER KEATON)(1895-1966)

【主な出演作】
「おかしな肉屋」(1917)
「馬鹿息子」(1920)
「文化生活一週間(マイホーム)」(1920)
「警官騒動」(1922)
「荒武者キートン」(1923)
「探偵学入門」(1924)
「海底王キートン」(1924)
「セブン・チャンス」(1925)
キートン将軍」(1927)
「蒸気船」(1928)

キートンのカメラマン」(1928)

キートンの結婚狂」(1929)
「紐育の歩道」(1931)
サンセット大通り」(1950)
「ライムライト」(1952)

おかしなおかしなおかしな世界」(1963)
キートンの線路工夫」(1965)
「ローマで起こった奇妙な出来事」(1966)

 

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映画「ファーストラヴ」(2021)を見る。直木賞受賞作。北川景子主演。

ファーストラヴ」(2021)を見る。原作は「ナラタージュ」などで知られ、第159回直木賞を受賞した島本理生の同名小説。監督は「イニシエーション・ラブ」「天空の蜂」などの堤幸彦。主演は「スマホを落としただけなのに」の北川景子。共演は、中村倫也芳根京子窪塚洋介木村佳乃など。

・・・

アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜が、父親を刺殺した容疑で逮捕される。事件はメディアでも大きく取り上げられ、環菜が動機を語ろうとしないことも話題に。そんな中、公認心理師の真壁由紀が、この事件のルポルタージュを依頼され取材に乗り出す。少しずつ事件の真相に迫る由紀だったが、それによってこれまで目を背けてきた自らの過去とも向き合わざるを得なくなる。

・・・

タイトルの印象では”初恋“を連想してしまうが、中身を知ると、そうではなく小さな子供が”最初に受ける愛“といったニュアンスかも知れない。主人公の女性が子供時代に受けた両親からの虐待であったり、ネグレクト(放棄)だったりがあると、そのトラウマにとらわれて、その後の人生にも暗い影を落とすといった重い映画だった。

・・・

父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜(芳根京子)が逮捕されるが、環菜の「動機はそちらで見つけてください」という言葉が世間を騒がせる。

ルポのため、事件を取材する公認心理師の由紀(北川景子)は、夫・我聞(窪塚洋介)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに環菜の本当の動機を探ろうとするが、二転三転する環菜の供述に翻弄され、真実が見えなくなってしまうのだが…。

・・・

いきなり余談だが、北川景子を見ていると、その美貌と表情・演技などが昭和・平成の大女優・吉永小百合のように見えてきた(笑)。そして、その流れは、広瀬すずと続くのか(笑)。

それはともかく、環菜は小学生の頃から、画家である父親の絵のモデルをしていたが、この父親・聖山那雄人(板尾創路)が異常(笑)。12,3歳の娘をモデルにして、若い男ばかりの画家の生徒たちに写生させるのだが、モデルの娘の周りに複数の全裸の男を立たせているのだから。

環菜は美しい少女だったので、言い寄る生徒もいたようで、そんな頃、環菜の元カレという男性の証言が週刊誌に載った。週刊誌を見て、元カレに無理矢理されたと環菜が話した内容に、由紀は思わず「あなた、本当に好きになった人とつきあったことはある?」と尋ねた。由紀の言葉に環菜は「ゆうじくん…。」とつぶやき、涙を流して取り乱した。

その様子を呆然と見るしかない由紀は、「ゆうじくん」が環菜の心に問題を抱えるに至った経緯を解く鍵だと気付き、「ゆうじくん」探しに奔走する。その後、裁判では「ゆうじくん」が証言に立ち、真実に近づくのだが…。環菜の母・昭菜(木村佳乃)は、「すべて環菜のせい」と感情的になるが、昭菜と同様にナイフで手首を傷つける自傷癖があることも明らかになっていく。このあたりのエキセントリックな木村佳乃の演技も見どころ。

決してすっきりした映画ではなく、終始、暗い映画だったが、殺人事件の真相が明らかになる展開はサスペンスタッチで見どころだった。裁判劇でもあった。判決は…。

主な登場人物:

■真壁由紀(北川景子):主人公。公認心理師、我聞の妻 

■真壁我聞(窪塚洋介):由紀の夫。写真家、迦葉の兄

庵野迦葉(中村倫也):環菜の事件を担当する弁護士。我聞の弟、過去に由紀と関係が?

■聖山環菜(芳根京子):アナウンサー志望の女子大生。殺人の疑いで拘束される。

■聖山那雄人(板尾創路):有名な画家。環菜の父

■聖山昭菜(木村佳乃):那雄人の妻。環菜の母。

■小泉裕二(石田法嗣):コンビニ店員の時に小学生の環菜を助ける。初恋の相手?

■賀川洋一(清原翔):大学時代の環菜の元恋人

■真壁早苗(高岡早紀):由紀の母。

 

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【予告編】「ブレット・トレイン」(ブラッド・ピット主演)原作・伊坂幸太郎(「マリアビートル」)。

「ブレット・トレイン」(原題:Bullet Train, 2022) は伊坂幸太郎の⼤ベストセラー⼩説マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演で映画化(9月1日公開)。その最新予告映像が解禁となった。

さらに、ブラッド・ピット演じる殺し屋に指示を出す謎の女性マリア(サンドラ・ブロック)の姿をとらえた場面写真も合わせて公開となった。いまやハリウッド俳優の真田広之が共演している。

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久しぶりに仕事復帰した殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)は、ブリーフケースを奪うようマリア(サンドラ・ブロック)から電話越しに指令を受ける。

彼のコードネームである<レディバグ>は、幸運を運んでくると⾔われる「てんとう⾍」を意味するが、彼のまわりではいつも無関係な誰かが死んでしまい、運の悪さは伝説級だった。

今回は復帰にふさわしい簡単な仕事。レディバグは気合たっぷりに<東京発・京都⾏>の超⾼速列⾞に乗り込み、早速お⽬当てのスーツケースを⾒つけるが、品川駅で降りようとするレディバグに、突如、強い復讐⼼に燃えたメキシコNo.1の殺し屋ウルフ(バッド・バニー)が襲い掛かる︕

⾝に覚えのないレディバグは、なぜ⾃分が狙われるのかが全く分からない。さらに、腕利きの殺し屋コンビ、タンジェリン(アーロン・テイラー=ジョンソン)&レモン(ブライアン・タイリー・ヘンリー)や、乗務員に扮した毒使いの暗殺者ホーネット(ジー・ビーツ)、「計画通り」と不気味にほほ笑む謎の⼥⼦学⽣プリンス(ジョーイ・キング)、息⼦を⼈質に取られた元殺し屋キムラ(アンドリュー・⼩路)、「運命」を語る剣の達⼈エルダー(真⽥広之)など、キャラ濃すぎの殺し屋たちに次々と狙われていく。

終着点・京都に向けて<スピード>も<最悪>も加速し、時速350kmの超⾼速列⾞は弾丸列⾞(ブレット・トレイン)と化す。爆⾛の末、コントロールを失った列⾞からは炎が・・・、そして衝突、脱線。降りたくても降りられないレディバグの運命はいかに?

 

【主要キャスト】

・レディバグ:ブラッド・ピット

・マリア・ビートル:サンドラ・ブロック

・プリンス:ジョーイ・キング

・タンジェリン&レモン:アーロン・テイラー=ジョンソン&ブライアン・タイリー・ヘンリー

・エルダー:真田広之

・アンドリュー・コージ

気になるロケ地は、日本ではなくロサンゼルスということで、日本のシーンは特殊技術で表現しているらしい。ただ、秋葉原、新橋などをブレット・トレインが走るシーンは興奮するかもしれない(笑)。

 

ブレット・トレイン(原題:Bullet Train)
9月1日(木)全国の映画館で公開
配給:ソニー・ピクチャーズ

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【予告編】「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」、2023年公開。

「007」シリーズと「M:i」シリーズだけは、劇場公開の初日に出かけている。「M:i」(ミッション:インポッシブル)シリーズも、最新作で第7作目となる。

スパイ組織IMFに所属するイーサン・ハントと、彼が率いるチームの活躍を描く人気シリーズで、最新作となる第7弾「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」は、前作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」に続いて、クリストファー・マッカリーが監督・脚本を務める。

トム・クルーズが主演を務めるほか、サイモン・ペッグレベッカ・ファーガソンヴィング・レイムスらお馴染みのメンバー、第6弾に参加したヴァネッサ・カービー、第1弾以来の登場となるヘンリー・ツェーニーが出演する。新キャストとして、ヘイリー・アトウェルポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレスが初参加する。

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来年か。まだ先だな。

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ドラマ「梨泰院クラス」(全16話)を見る。壮大かつ痛快復讐劇。

話題の韓国ドラマ「梨泰院クラス」(全16話)を見る。梨泰院は“りたいいん”でなく“イテウォン”と読む。ソウルにある繁華街の地名。

”決して“(笑)韓流ファンというわけではないが、話題作であり、日本版リメイクができるというので、全16話か…と思いつつも、気合を入れて、この2日間で10話分と最終話まで見た。

韓国の競争社会、格差社会、縦社会、上下関係、差別(LGBT、人種)、仲間たちの友情などを盛り込んでいる。

中卒(高校退学)で前科者というハンデを背負った主人公が、15年計画で「蟻が象を倒す」といった不可能にも思える壮大な計画を立て実行してしまうという痛快なストーリー。

          梨泰院クラスの仲間たち。

韓国の人気WEB漫画の実写ドラマ化作品。誰よりも正義感が強いパク・セロイは、高校3年生のとき、大手飲食店・長家(チャンガ)グループの御曹司でいじめっ子のチャン・グンウォンを殴ったことで、3年間服役し、セロイの人生が大きく変わる。

その後、セロイは、成功を掴もうとソウルのなかでもひと際ホットな街・梨泰院(イテウォン)で小さな飲み屋「タンバム」(韓国語で「甘い夜」)を開店し、自分の父親を車事故で死なせたグンウォンを息子に持つ長家(チャンガ)グループの会長を相手に無謀ともいえる戦いを仕掛けるのだった。

父親の教え「信念をもって生きよ」を実践するセロイ(左は父)。

・・・

壮大な復讐物語を描くが、登場人物の個性が際立って見ごたえがあった。デートもしたことがない堅物で頑固なパク・セロイ(パク・ソジュン)だが、長家(チャンガ)で部長をしていたセロイの父パク・ソンヨルソン・ヒョンジュ)がサポートしていた孤児のオ・スア(クォン・ナラ)に対しては恋心を抱いていた。

父ソンヨルが長家(チャンガ)の長男グンウォンに車をぶつけられ亡くなりセロイは、長家(チャンガ)に復讐を誓う。オ・スアは、恩のある長家に残って仕事を続けるか、長家を飛び出しセロイの側に立つか迷うが、セロイは自分が長家を倒すまで長家にとどまるように勧める。長家を倒したらオ・スアは、自由に解き放たれるというのだが・・・。

・・・

パク・セロイをめぐるラブストーリーの行方も注目されたが、「えっ、そっちなの?」という結末だった(笑)。清楚で美人のオ・スア(ネットでは雰囲気が指原莉乃に似ているというコメントも)か、破天荒でソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)のチョ・イソとの板挟みとなるセロイが選んだのは…。

 指原莉乃に似ている?

大企業の御曹司というとやはり問題児が多いのか、このドラマの会長の長男は、最低最悪の人物だった。いくら父親の愛情が欠如していたとはいえ、暴力的な性格で、他人を見下し、手が付けられない。セロイの父親を車で轢いてしまい、別の人間が運転したように工作したり、高校生の時には、クラスメートに頭から牛乳をかけていじめたり暴力をふるう問題児。そんな人物には、天罰が下る(再び刑務所入り)のだ。

 

長家の会長の目的は、長男をムショ送りしたセロイに土下座をさせること。一方のセロイの目的は、飲食業界に君臨する長家を追い越し、長家の会長に土下座をさせることだった。そして、結果は…。

・・・     

セロイを演じたパク・ソジュンは、イガグリ頭で、若いころの橋幸夫(笑)。「キム秘書はいったい、なぜ?」では、カネがありイケメンのオレ様といったナルシストを演じていた(笑)。

チョ・イソ役のキム・ダミは、あとで気づいたが「The Witch/魔女」で主役の凄腕の殺し屋を演じていた。

長家の専務役のキム・ヘウンは圧倒するような美貌。ソウル大学声楽家からアナウンサー出身という。堂々としていて、日本でいえば全盛期の岩下志麻(笑)。韓国の映画界の俳優の層の厚さを感じた。

【主な登場人物】

■パク・セロイ(パク・ソジュン):

主人公。イガグリ頭で頑固な性格。父親ゆずりの強い正義感の持ち主で、どんな逆境にも諦めずに立ち向かう。梨泰院(イテウォン)に、タンバムという飲み屋を開店させる。「梨泰院(イテウォン)クラス」と店の名前にして、のちに、頭文字をとって株式会社ICの会社名で、スキャンダルまみれで暴落する長家を飲み込む。

■チョ・イソ(キム・ダミ):

成績優秀でインフルエンサーとしても人気がある。ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)で他人に興味がなかったが、セロイに惹かれ、タンバムで働き始める。思ったことをストレートにズバズバいう。

■チャン・デヒ(ユ・ジェミョン):

国内最大の飲食チェーン、長家グループの会長。長家を守るためなら、家族でさえも見捨てる冷徹な人物。当初はセロイを歯牙にもかけていなかったが、長男を刑務所送りにしたことを逆恨みして、土下座させることを目標にする。

■オ・スア(クォン・ナラ):

セロイの初恋の相手で、彼の宿敵である長家で働く。セロイが梨泰院で店を始めるきっかけを作った。セロイのために、恩のある長家に10年も使えるが、いつかセロイが解放してくれることを望んでいる。

チャン・グンスキム・ドンヒ):

チャン・デヒの愛人の息子。イソが好きで、彼女を追うようにタンバムで働き始める。

■チャン・グンウォン(アン・ボヒョン):

チャン・デヒの長男。ひねくれた性格で、最低・最悪の人物。不祥事ばかり起こしているが、父親の愛情に飢えている。スアのことが好き。

■カン・ミョンジョン(キム・ヘウン):

亡き父が、チャン・デヒと共に長家を立ち上げた。長家で働いている。専務の立場で、デヒを会長から降ろそうと暗躍するが失敗。

チェ・スングォン(リュ・ギョンス):

セロイと刑務所で出会う。セロイの生き方に感銘を受け、タンバムで働き始める。ケンカ早いところが玉に瑕。

■マ・ヒョニ(イ・ジュヨン):

タンバムのキッチン担当。セロイとは、工場で働いているときに出会った。トランスジェンダーである。テレビ番組の「最強の居酒屋」の最終決定戦で、自身でトランスジェンダーであることをカミングアウトする。

■キム・トニー(クリス・ライオン):

英語ができると思われ、タンバムのスタッフに採用された。韓国人とギニア人の血を引く。写真を手掛かりに、父親を捜している。国籍は韓国だが、外見で判断され、証明できずに苦労する。

■パク・ソンヨル(ソン・ヒョンジュ):

セロイの父親。長家グループで働いていたが、セロイの暴力事件が原因で、仕事を辞める。息子が正しい選択をしたことを誇りに思う。

■イ・ホジン(イ・デビッド):

グンウォンに虐められる、セロイの高校の同級生。のちにファンドマネージャーとしてセロイに協力する。グンウォンは拘置所でかつていじめていたホジンの面会で、その現在を知る。

■オ・ビョンホン(ユン・ギョンホ):

セロイの父親のひき逃げ事故を担当した刑事。長家に忖度して、事件を隠ぺいした過去があり、後悔の念を抱いている。

キム・スンリョ(キム・ミギョン):

梨泰院に住む金貸しの老婆と思いきや実は投資家の老人。40年前にチャン・デヒが飲食店を始めたころからの知り合いで、デヒも一目を置く存在。タンバムの常連客。

 

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