
映画「小悪魔はなぜモテる?!」(原題: Easy A、2010、劇場未公開)を見る。今やアカデミー賞の常連で「ラ・ラ・ランド」「哀れなるものたち」で2度の主演女優賞を受賞しているエマ・ストーンの初主演作品。
人気急上昇中のエマ・ストーン演じる女子高生がある嘘をついたことから“アバズレ(遊び人)”のレッテルを貼られ、男たちが寄ってくるという騒動を描いたコメディ。


「俺たちチアリーダー!」のウィル・グラック監督、バート・V・ロイヤル脚本による2010年の青春コメディ映画。日本では劇場公開されずに、DVDとBlu-rayディスクが発売された。
グラック監督といえば、のちに「ANNIE/アニー」や「ピーターラビット」などの作品がある。
共演陣がにぎやかで、ドラマ「フレンズ」の主役の1人、リサ・クドローのほか「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ、「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウエル、「アンタッチャブル」でネスの妻役でデビューしたパトリシア・クラークソン、「サイドウェイ」のトーマス・ヘイデン・チャーチなど。
映画は古典文学である「緋文字」(ひもんじ、原題:The Scarlet Letter、1850年に出版)がモチーフになっている。「緋文字」は、ナサニエル・ホーソーンによるアメリカの代表的な長編小説(ゴシック・ロマンス)。
17世紀のボストンを舞台に、姦通の罪で胸に「A」の文字を刻まれた女性の贖罪と尊厳、人間の罪悪を描いた古典文学。
高校生のオリーヴが自身の衣類に「A」の文字を縫い付けている。

<ストーリー>
アメリカのハイスクール。オリーヴ(エマ・ストーン)は非モテ系で目立たない女子高生。ある時ちょっとした弾みで、大学生と寝たと嘘をついたことから、噂に尾ひれが付いて、注目の的となってしまう。
そんな中で彼女は、ゲイでいじめられている同級生に同情して「セックスした」フリをしてあげることに。
それがきっかけとなって、続々とモテない男子たちから“偽装H”をリクエストされ、現金やクーポン券と引き換えに、彼らの願いを叶えていくこととなる。
実際は処女のままなのに、親友からもアバズレ扱いされるようになったオリーヴは、開き直る。ちょうど授業で学んだばかりの「緋文字」に倣い、私服の胸元に「A」の赤い刺繍を縫い付け、ハイスクールを颯爽と歩くのだった…。


・・・
なぜ劇場公開されなかったのか不思議だが、エマ・ストーン特集上映でもあればエマ・ストーンの人気が爆上がりになった作品として、ラインナップの最初に上映されるかもしれない。90分という上映時間が手ごろでいい。エマ・ストーンのナイスバディも見られる。
原題は「Easy A」。この「A」は「緋文字」と同じく“姦通=Adultery”の意味だが、複数の意味を持つ。「A」の前に「性的に安易」という意味の「Easy」を付けることで「オサセの女の子」を指す。同時に「Easy A」は「楽々とAを取る」即ち「学校などの成績が優秀」という意味も持つ。邦題こそ「イージー」すぎないかと思うのだが…。
<主な登場人物>
■オリーヴ・ペンダーガスト:エマ・ストーン(中学2年のオリーヴ:ジュリエット・ゴリア)…知的でユーモアがある魅力的な主人公。
■トッド:ペン・バッジリー…イケメンで、高校のマスコット的キャラ。中学生の頃にオリーヴと7分間ゲームで一緒になったことがある。
■マリアンヌ:アマンダ・バインズ…オリーヴの同級生仲間。
■ブランドン:ダン・バード…ゲイの少年。偽装のきっかけを作った男
■グリフィス先生:トーマス・ヘイデン・チャーチ…規律に厳しい。
■ローズマリー:パトリシア・クラークソン…オリーヴの母。若いころは自由奔放。こんなこともしたと、オリーヴにその恰好を見せるのが笑わせる。
■ディル:スタンリー・トゥッチ…オリーブの実直な父。
■マイカ:キャム・ギガンデット…オリーヴの同級生仲間。
■指導カウンセラー:リサ・クドロー…グリフィス先生の妻
■ギボンズ校長:マルコム・マクダウェル…個性的で風変わりな校長。
■リー:アリソン・ミシェルカ
■ブライアント牧師:フレッド・アーミセン…マリアンヌの父。
■チップ:ブライス・クライド・ジェンキンズ…オリーヴの弟。黒人。
■マリアンヌのママ:ステイシー・トラヴィス
■マイカのママ:ボニー・バーローズ

■「にほんブログ村」にポチをお願い申し上げます。