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映画「リスペクト」(原題:RESPECT、2021)を見る。”ソウルの女王”アレサ・フランクリンの壮絶な人生を描いた音楽エンターテイメント。

      
映画「リスペクト」(原題:RESPECT、2021)を見る。ソウルの女王と呼ばれたシンガー、アレサ・フランクリンの壮絶な人生を描いた音楽エンターテイメント。監督はこれが長編映画監督デビューとなるリーズル・トミー。

「ドリームガールズ」で圧倒的な歌唱力を見せたジェニファー・ハドソンがアレサ・フランクリン(子供時代:スカイ・ダコタ・ターナー)を演じている。

共演は、著名な牧師でもあったアレサの父をフォレスト・ウィティカ―(「大統領の執事の涙」)、アレサの夫をマーロン・ウェイアンズが演じている。

アレサ・フランクリンの名前だけは知っていても、2009年にオバマ大統領就任式で歌った有名な黒人歌手くらいの認識だった。

幼少期から歌の才能を認められスターの道を歩み始めるが、尊敬する父や愛する夫からのコントロールやDVに苦しむ境遇から「ソウルの女王」アレサ・フランクリンの半生を描いた伝記ドラマとして素晴らしかった。

スターダムに駆け上がるきっかけになったのが、1967年にリリースされた映画のタイトルにもなっている曲「リスペクト」のヒットだった。

その後の活躍は、1987年に女性アーティストとして初めて「ロックの殿堂」入りを果たしたことや、米ビルボード史上最もチャートインした女性アーティストとなり、グラミー賞は18回受賞セールスは7500万枚以上を記録していることからもうかがえる。

父や夫からの束縛、裏切りに苦しみながらも、圧倒的な歌声と魂を込めた音楽で自らの道を切り開き「リスペクト」を勝ち取っていくサクセスストーリーでもある。

なんといってもアレサを演じるジェニファー・ハドソンの圧倒的な歌声と演技力。映画のタイトルにもなっている楽曲「リスペクト」や「シンク」「ナチュラル・ウーマン」といった名曲をジェニファーが熱唱する渾身のステージシーンがすばらしく、仲間たちとセッションをしながら名曲を生み出していくシーンもいい。

タイトルの「リスペクト」(敬意)には、周囲の抑圧を脱し、黒人差別や性差別と闘う女性としての信念を歌に乗せ、世界的なアイコンへと成長する物語が込められている。

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<ストーリー>
1952年、デトロイト。教会の著名な牧師であるアレサの父、C・L・フランクリン(フォレスト・ウィテカー)は、教会の説教の機会に、歌の才能のある娘アレサ(子役:スカイ・ダコタ・ターナー)に歌を歌わせ喝さいを浴びる。

私を輝かせるのは、この“声”。少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、煌びやかなショービズ界の華となったアレサ(ジェニファー・ハドソン)。

しかしその裏に隠されていたのは、すべてにおいて束縛しようとする尊敬する父、愛する夫からの裏切りだった。

極限まで追い詰められる中、すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサは、ステージに立ち観客にこう語り掛ける。

この曲を、不当に扱われている全ての人に贈ります

自らの心の叫びを込めたアレサの圧倒的な歌声は、やがて世界を歓喜と興奮で包み込んでいく。

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1959年にデトロイトで設立された黒人経営の伝説的なレコードレーベル「モータウン」によってソウル・ミュージックやR&Bをポップに昇華した時代背景が描かれる。

デトロイトが自動車産業の街「モーター・タウン」であったことが由来で「モータウン・サウンド」として1960年代〜70年代の全米チャートを席巻。

天才歌手と言われたアレサだったが、12歳の時に生涯トラウマになりそうな事件が起こる。映画ではサラッと描かれている。

アレサが自室にいると、何かのイベントで来ていた中年男が部屋をノックしてやってきて「ボーイフレンドはいるの?(いないなら)私がボーイフレンドになってあげる」と言い、部屋の鍵を閉める。

その後の描写はないが、アレサはお腹が大きくなり、12歳と14歳で2回出産することになる。

その後、アレサが「リスペクト」の曲などで頭角を現し、ヨーロッパツアーでアムステルダムや、パリのオリンピア劇場で公演を行い脚光を浴びる。

その間、公民権運動に傾倒し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)とともに運動を支援する。

キング牧師はアフリカ系アメリカ人公民権運動の穏健派指導者として非暴力差別抵抗活動を行った。1964年にノーベル平和賞を受賞。1968年にジェームズ・アール・レイによって暗殺された。

映画のラストにアレサ・フランクリン本人が登場する。

<アレサ・フランクリン>(1942年3月25日 - 2018年8月16日)は、アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライター、ピアニスト。生前はすい臓がんを抱え、闘病生活を送っていたアレサは、2018年8月に76歳で他界。40名以上のセレブがアレサの死を追悼し、彼女の葬儀ではアリアナ・グランデが追悼パフォーマンスを披露した。

<主な登場人物>
■アレサ・フランクリン:ジェニファー・ハドソン(子供時代のアレサ:スカイ・ダコタ・ターナー)…天才歌手と言われ、のちにソウルの女王と呼ばれる。
■C・L・フランクリン:フォレスト・ウィテカー…教会の著名な牧師。アレサの父。離婚してアレサを育てるが、束縛する傾向が強い。キング牧師と親しい。
■テッド・ホワイト:マーロン・ウェイアンズ…アレサの夫となり、マネジャーを務める。暴力的なところがある。
■バーバラ・シガーズ・フランクリン:オードラ・マクドナルド…アレサの母。
■ジェリー・ウェクスラー:マーク・マロン…レコード会社社長。
■ジェームズ・クリーヴランド:タイタス・バージェス
■アーマ・フランクリン:セイコン・センブラ
■キャロリン・フランクリン:ヘイリー・キルゴア
■ジョン・ハモンド:テイト・ドノヴァン
■ダイナ・ワシントン:メアリー・J. ブライジ

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