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【ドラマ】「不適切にもほどがある!」(主演・阿部サダヲ×脚本・宮藤官九郎)意識低い系タイムスリップコメディ。

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系金曜よる10時)が1月26日スタート、第2話(2月2日)まで見た。昭和と令和の時代の格差などがタイムリー。

面白いにもほどがある!

主演・阿部サダヲ×脚本・宮藤官九郎、昭和のダメおやじが令和にタイムスリップする、”意識低い系タイムスリップコメディ。共演の仲里依紗が、脱力系でうまい。

昭和の「当たり前」(常識)は令和の「不適切」(非常識)?

1986年(昭和61年)から38年後の現代の2024年(令和6年)にタイムスリップしたら…が面白おかしく描かれる。

高校の体育教師の市郎(阿部サダヲ)は、ある喫茶店の和式のトイレに貼ってあったキョンキョン小泉今日子)のポスターをめくるとそこには穴が開いていて、令和に通じていた。

令和で市郎が見たものは、つるつるの薄い板のようなもの(=スマホ)や、テレビ画像が小さな手のひらで見られたり(=タブレット)、VHSビデオ(1978年ピンク・レディ)などは誰もみず「サブスク」(市郎:「何それ」)が中心という。若い世代が耳にイヤホンをつけていると「チーズがくっついていますよ」と言い煙たがられる昭和親父。令和の人から、それは「ブルートゥース」ですよと説明される。

令和では「働き方改革」と称して、ミュージカル調に♪ 無理して倒れるくらいなら 定時に帰って 家で横になる♪ と歌われるオフィス。

とはいっても、同調圧力があって、休みずらい空気があって休めない現実。
市郎がまた昭和に戻ると、17歳の一人娘・純子は「10代の時は遊びまくって、クラリオン・ガールになるんだ」と親父を小バカにするが、自分がぐれているのは、妻を亡くした親父の気をそらすためという。

 

第1話】1986年――。小川市郎(阿部サダヲ)は“愛の鞭”と称した厳しい指導をするのが当たり前な昭和の体育教師。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。

その一方、家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。最近は市郎の帰宅時間をやけに気にする純子が男を家に連れ込み“ニャンニャン”するのではないかと心配で心配でたまらないのだ…。

そんな時、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。キヨシは、社会学者である母・サカエ(吉田羊)と共に令和から昭和にタイムスリップしてきた中学生。
街中で偶然出会った純子に一目ぼれしてしまったのだ。

純子は“ムッチ先輩”こと秋津睦実(磯村勇斗)に密かに思いを寄せているにもかかわらず、キヨシを家に連れ込もうとするが・・・。

第2話】再び令和にやってきた市郎(阿部サダヲ)が持っていたスマホに、昭和にいるサカエ(吉田羊)から着信があった。

市郎のタイムスリップ話を信じていなかった渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)だが、ビデオ通話で確かにサカエが昭和にいるとわかり、驚きを隠せない。

そんなことはさておき、市郎は純子(河合優)とキヨシ(坂元愛登)の“チョメチョメ”を未然に防ぐため、サカエに今すぐ自宅へ向かってくれと懇願するのだった。

鬱屈とした毎日を過ごしている渚の前に更なる問題が。その時市郎は…。


・・・
昭和のパロディをあちこちにちりばめて、昭和を知る世代には、ニヤッとさせる小ネタが満載。ちあきなおみの「四つのお願い」の替え歌のミュージカルも笑わせる。

♪二つ、シンプルに 給料上げて 三つ 育児休 取らせて 五つ ランチは1時間 六つ 仕事は 覚えてから…♪ といった具合で、コンプライアンスなどが幅を利かせるようになった令和の時代になっていた。

市郎が令和の街で見かけたのは「トリ」「YAMADA」などの大きな看板などだった。

 

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