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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

【CM】エール・フランス(Air France)のCMで流れる懐かしいアノ曲。

フランスを代表する航空会社Air Franceが久しぶりにCMを再開した。
優雅さと華やかさを兼ね備えたブランドであることをアピールするため、首都パリ、とりわけエッフェル塔などを舞台にフランスが誇るエレガントな景観を活用したCMを公開。

コロナ渦も峠を過ぎて、さあ”書を捨てて”=街(旅)に出よう”ということかもしれない。

曲はもともとは懐かしいミシェル・ルグランの「華麗なる賭け」(1968)のテーマ曲「風のささやき」。

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AIRFRANCE CMは「エレガンスをさらなる高みへ(Taking elegance to new heights.)」篇 30秒

主人公の女性が着ている長〜いドレスの赤い色は、フランスを象徴している色。「フランスの色を世界中に広めて、エレガントさを新しい高みに引き上げます」というコンセプトのCM。

エッフェル塔の階段を登り切ったてっぺんで、赤いドレスのすそを空中に投げ上げると、それが遠景でエールフランスのマークになる、というしゃれた演出になっている。
CMのバックに流れているのは、ジュリエット・アルマネ(Juliette Armanet)が歌う"Les Moulins de mon coeur"(私の心の風車)

英語の歌詞だったミシェル・ルグランによる主題歌「風のささやき」に、フランス語の歌詞を付けたもので、フランス語版の曲タイトルは「私の心の風車」となった。

この曲は、映画の中で、スティーヴ・マックィーンが乗る、動力のついていない、上昇気流という風だけが頼りのグライダーが、上空でゆっくり旋回しながら飛んでいるときに流れるのを、今までの盗難事件について調査している保険調査員のフェイ・ダナウェイが地上から見上げている、という場面で流れる曲。

華麗なる賭け」は、スティーヴ・マックィーン演じる、大富豪で実業家でスポーツマンでもある「トーマス・クラウン」氏が、「ヒマつぶし」で計画する銀行強盗についての映画。

原題の「Affair」という言葉には、犯罪に関する「事件」という本来の意味のほかに、恋愛上の「出来事」「情事」という意味もあって「トーマス・クラウン」氏と共演のフェイ・ダナウェイとの恋愛模様を表している、というダブル・ミーニングになっている。

「トーマス・クラウン刑事事件」の映画であると同時に「トーマス・クラウンの恋の出来事」を描く映画でもある。

 

グライダーという「飛行機」が飛んでいる場面で流れるので「飛行機」の会社である「エール・フランス」が採用した。

この曲はこの年の「アカデミー主題歌賞」を受賞。

 

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