大谷の勢いがすさまじい。完封劇からわずか1時間後に衝撃の2連発を放ったのだ。これには敵地もどよめいた。
投げては9勝目を挙げ、2ケタが目前で15勝に届く勢い。打っては、ホームラン38本で、現在HR58本ベースで、60本の可能性も出てきた。
現地7月27日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーに臨んだ。午前2時開始の第1戦は、先発した大谷翔平が9回を投げ切ってメジャー初の完封&完投を決め込み、エンジェルスが6対0で勝利。
大谷は111球、8奪三振、1被安打、3四球のハイパフォーマンスで今季9勝目(5敗)を収めた。
外野手などは、大谷が打者を三振で打ち取り完封しているので「(ボールが飛んでこないので)やることがない」(笑)といった声も聞かれた。
そして、午前5時にスタートした第2戦、大谷は「2番・DH」で先発を飾ると、第2打席目、3対0で迎えた2回2死一塁の場面。相手の右腕マニングが投じた低めのフォーシームをあっという間にレフトスタンドへ飛び込んだ。圧巻37号2ランとなった。
それだけでない。4回表、2死ランナーなしの第3打席。同じくマニングの速球を立て続けの38号ソロ弾をバックスクリーンに叩き込んだ。
米スポーツベッティングサイト「DraftKings」に寄稿するジャレッド・カラビス記者は「第1戦で完封&完投を飾って、第2戦で爆弾のような一発を打つ。ショウヘイ・オオタニはもはや人間ではない」と舌を巻いた。
地元紙「LA Times」のエンジェルス番記者であるサラ・バレンズエラ氏は「彼はこの1時間で神話になったわ」と称えている←今頃、神話って遅い!?(笑)。
オオタニのワンマンショー(ひとり舞台)で、ワイルドカード進出圏内まで3ゲーム差に縮めた。