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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ブラッド・アンド・ゴールド 黄金の血戦場」(原題:Blood & Gold、 2023)を見る。

 

ブラッド・アンド・ゴールド 黄金の血戦場」(原題:Blood & Gold、 2023)を見る。第二次世界大戦を舞台に、ドイツ人脱走兵と若い女性が危険な宝探しに巻き込まれていく姿を描くアクション。

監督は「THE WAVE ウェイヴ」「ブラッド・レッド・スカイ」のペーター・トアヴァルト。ドイツ人脱走兵のハインリッヒをロベルト・マーザー、彼と金塊探しの冒険に図らずも参加することになるエルザをマリー・ハッケがそれぞれ演じる。

   
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第二次世界大戦末期の1945年の春、娘のもとに帰ろうとしていたドイツ人の脱走兵ハインリッヒ(ベルト・マーザー)は、その道中でユダヤ人の囚人が隠した金塊を探すナチス親衛隊(SS)と遭遇し、捕えられてしまう。

親衛隊はハインリッヒを木に吊るすとジープで立ち去るが、たまたま現場にいた勇敢な農家の娘エルザ(マリー・ハッケ)がハインリッヒを救いだし、かくまうことにした。そんな2人は、思いがけず危険な宝探しに巻き込まれていく。

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全体に流れる音楽がマカロニウエスタン調で、ユーモアもある戦争物で「イングロリアス・バスターズ」のような雰囲気。痛々しいシーンも多く、シリアスだが、人間のお金に対する強欲、執着ぶりを描いている。

製作者たちがクエンティン・タランティーノ監督のファンのようで、随所にそのオマージュのようなシーンが見られる。

金塊を巡る戦争物では「戦略大作戦」を思い出した。戦争はそっちのけで、ユダヤ人の隠したとされる金塊探しに躍起となる話だった。

エルザなど、村の女たちがたくましく、ガンさばきもうまく、西部劇に近い。
懐かしい曲が流れていた。世界一有名な反戦歌と言われる「花はどこへ行った」 (Sag mir wo die Blumen sind)で、マレーネ・デートリッヒが歌っていた。

この歌は、日本では加藤登紀子がカバーして歌っていたのでなじみ深い。

元は1955年にアメリカンフォークの父とも形容されるピート・シーガーによる作詞作曲。

映画は100分と見やすい。ただ、中身は、同じドイツ映画でも2年前の「西部戦線異状なし」などと比べてしまうと既視感ありありの映画だが…。

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