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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~」(原題:You People、2023)を見る。

          

   

ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~」(原題:You People、2023)を見る。監督は「12人のパパ」などで脚本家やプロデューサーとしても活動するケニヤ・バリス。出演は、エディ・マーフィージョナ・ヒル、ローレン・ロンドン、ニア・ロング、ジュリア・ルイス=ドレイファスなど。

ひょんなことから出会い、恋に落ちたロサンゼルス在住のミレニアル世代の2人。育ってきた環境も文化的背景もまったく違うカップルが、両家の顔合わせという最大の難関に挑む。
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エズラ・コーエン(ジョナ・ヒル)はロサンゼルスで暮らすブローカーで、趣味で親友モー(サム・ジェイ)とポッドキャストを運営しているユダヤ系青年。

ある日アミラ・モハメドローレン・ロンドン)という黒人女性と出会い、二人は恋に落ち真剣に付き合い始める。

双方の両親に紹介することなり、エズラの両親はアミラを温かく迎え入れるが、人種ネタでスベって目も当てられない状態に。

一方アミラの両親は白人のエズラを全く受け入れようとせず、エズラとアミラは家族が揃う食事会を計画する。

食事会で大論争に発展し人種と宗教が二つの家族の間に溝を作り、二人は家族関係を修復しようとするがうまくいかない。不安を抱えたまま二人は結婚の準備を始めるが…。

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ユダヤ系青年とイスラム教を信仰する黒人女性の恋愛ということで、双方の宗教、人種、価値観の違いが大きいということで、とくにアミラの父などは大反対。

人種・宗教間の壁は想像以上に大きいという現実にさらされるエズラとアミラの運命やいかに…というストーリー。

結婚は当人同士の問題では済まされないという現実。コメディの中にも人種や宗教間の壁の大きさに考えさせられる映画だった。

白人であるエズラの母親は、息子エズラの結婚相手がなかなか見つからないところに、エズラが黒人女性を連れてきたときに、言葉だけは寛容で黒人であるアミラを歓迎するが、言葉のはしはしに、自身では気が付かない相手を傷つけるような言葉や心理が現れてしまう。孫が生まれたら、いろいろ(カラフルになって)いいなど。

一方のイスラム教の黒人であるアミラの父モハメドエディ・マーフィー)は、白人の偽善のようなものを見逃さず、相いれないと猛反対するのだ。

結果は、それでもハッピーエンドに持っていくところはやや安易といえば安易(笑)。

ジョナ・ヒルは「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でレオナルド・ディカプリオの相棒を演じているのが印象的だったが「ユー・ピープル」では、ひげ面で、非モテ系の男を演じ別人のようだった。

エディ・マーフィーは、60代になり貫禄を見せている。

 

【主な登場人物】
エズラ・コーエン(ジョナ・ヒル
35歳のユダヤ人。仕事に飽き飽きしていて親友のモーとポッドキャストでカルチャーについて情報発信することに喜びを感じている。
■アミラ・モハメド (ローレン・ロンドン)
イスラム教徒の女性。エズラがウーバーの運転手と間違えて出会う。
■アクバル・モハメドエディ・マーフィー
アミラの父親。建築家で厳格なイスラム教徒。アミラがエズラと付き合うことに猛反対する。
■ファティマ・モハメド (ニア・ロング)
アミラの母親。アミラがエスラと真剣に交際していると知りショックを受ける。
シェリー・コーエン(ジュリア・ルイス=ドレイファス)
エズラの母親。息子がついに愛する人を見つけたことに興奮するが間違った方法で表現してしまう。
■アーノルド・コーエン(デヴィッド・ドゥカブニー)
エズラの父親。
■モー(サム・ジェイ)
エズラの親友。一緒にポッドキャストで情報発信している。



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