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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「セキュリティ」(原題:Security、2017)を見る。アクション・スリラー。

セキュリティ」(原題:Security、2017)を見る。アクション・スリラー映画。監督はアラン・デロシェール。出演は「マスク・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、「ガンジー」のベン・キングズレーほか。

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アメリ海兵隊のエディ・ディーコンアントニオ・バンデラスは、退役後、およそ1年間も仕事に就くことができずにいたが、ようやくショッピングモールの夜間警備員の仕事を手に入れた。

ところがエディの初勤務の夜、彼のショッピングモールに一人のジェイミーという名前の少女(キャサリン・メアリー・デ・ラ・ローシャ)が助けを求めにやってくる。この少女はギャングの犯罪を暴くための重要な証人であり、そのギャングから命を狙われているのだった。ギャングに雇われた武装集団から少女の命を守るため、エディは仲間の警備員と共にショッピングモールに立てこもるが・・・。

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訳あり個性的な警備員が数人いる職場だったが、一人の少女がギャング組織から追われて逃げ込んできたことから、激しい攻防戦に巻き込まれるといったストーリー。

しばらくぶりにアントニオ・バンデラスを見たが、ヒゲもじゃで別人のように見えた。元軍人だが、何か精神的に突発性の病気に襲われることから仕事がなかなか見つからないという設定。職安のようなところで「なんでもする。待遇は最低でもいい」と希望すると、なんとか夜間の警備の仕事にありつけた。事件に巻き込まれるバンデラスだが元軍人で、沈着冷静で、頭脳派、銃の扱いなどは手慣れたもの。

バンデラスで印象に残っている映画は地味な映画だったが「レッスン!」(Take the lead, 2006)という映画。公開時のタイトルは別だった(たしか「ステップアップ」)と思うが、不良高校生にダンスを教える教師役がアメリカの良心ともいうべき好感の持てる役柄だった。

ベン・キングズレー率いるギャング集団との心理戦が面白かった。この親玉が、娘が来なかったかとショッピングモールの入り口に来ると、警備員のリーダーは引き取り手が現れてほっとした様子を示すが、バンデラスは、少女の名前は?誕生日は?と聞き返すシーンなどはスリリングだった。

ギャング一味には、中国の武術を備えた手下などがいて手ごわい相手だったが、困難を切り抜けて、最後まで少女を守りぬくラストがいい。リモコンカーなどが効果的に使われている。

主な登場人物:

■エディ・ディーコン(アントニオ・バンデラス

第5海兵連隊に所属していた元海軍の大尉。娘を傷つけるのではないかという恐怖に怯え、妻子に会いに行けないでいる。娘の年齢はジェイミーと同じぐらい。

■ヴァンス(リアム・マッキンタイア)

ショッピングモールの警備員。夜間警備のリーダー。おしゃべりで、人懐っこい性格。

■ジェイミー(キャサリン・メアリー・デ・ラ・ローシャ)

11歳。父親は金融関係の仕事をしており、ギャングを立件する方法をFBIに助言した。そのせいで殺されてしまう。ジェイミーはその犯行現場を目撃しており、裁判で証言する予定。

■メイソン(チャド・リンドバーグ

ショッピングモールの警備員。近々警備員を辞める予定。小心者。

■ルビー(ガブリエラ・ライト)

ショッピングモールの警備員。弓が得意。二日酔いで、よく仕事をサボっている。

■ギャング・グループのボス(ベン・キングズレー

犯罪組織の裁判の証人の父子のうち、父親は始末したが、娘が証言するというので追っている。凶悪な面があるが、幼いころの親子間の不幸なトラウマも持つ。隠れている少女に証言をしなければ助けるというのだが…。

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