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映画「ポセイドン」(原題:Poseidon、2006)を再見。名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。

ポセイドン」(原題:Poseidon、2006)を再見。1972年の「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。監督は「Uボート」のウォルフガング・ペーターゼン

ポセイドン・アドベンチャー」制作当時の特撮技術では表現不可能だった部分がCGで表現されている。オリジナルで描かれていた人間的なドラマがほとんどなく、大型客船の転覆のリアルさ、恐怖に主眼がおかれている。映画「タイタニック」からドラマ部分をなくしたパニック映画といえるかもしれない。

アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされたものの、ゴールデンラズベリー賞の最低リメイク賞にノミネートされるなど不名誉な作品となっている。とくに、出演俳優に魅力がないのが残念。

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晦日の夜、豪華客船「ポセイドン号」には、4000人を超える多くの客が乗り、盛大なパーティーが行われていた。しかし、新年を迎えた直後、ポセイドン号は突如現れた異常波浪による巨大な波の直撃を受け転覆してしまう。船内はパニック状態になり、4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失う。

天地逆転したボール・ルームに残る、わずか数百名の生存者たち。ブラッドフォード船長(アンドレ・ブラウアー)は、救助が来るまでこの場に止まるよう全員に命じる。

しかし、プロのギャンブラー、ディラン(ジョシュ・ルーカス)は留まっていては助からないと自らの直感を信じ、一人脱出を企てる。

一方、元消防士で前NY市長のロバート(カート・ラッセル)も、ディスコにいる娘ジェニファー(エミー・ロッサム)を捜すため、ディランに協力し合おうと持ち掛ける。

さらに、シングルマザーのマギー(ジャシンダ・バレット)、彼女の息子のコナー(ジミー・ベネット)、自殺志願の老人ネルソン(リチャード・ドレイファス)、ロバートに雇われたウェイターのマルコ(フレディ・ロドリゲス)も彼らに付いていくことにした。今、生き残りをかけた彼らの、引き返すことの出来ない極限の脱出劇が始まった…。

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オープニングで豪華客船をカメラが映し出すが、いかに巨大かを移動で全景をとらえるていくシーンは圧巻。観客は、この巨大な高層マンションを横にしたような豪華客船が海に沈むことになるのかと身構えるのだ(笑)。

海中での撮影は、見ている側も息苦しくなりそうで、圧迫感がある。天地が逆転しているので、設計図、回転ネジ、停止スイッチボタン、懐中電灯などの小道具が重要な役割を果たしていた。

名作「ポセイドン・アドベンチャー」と比べられてしまうと評判が悪くなるのは宿命(笑)。パニックアクション映画として観れば、迫力は満点。

 

【登場人物】

■ディラン・ジョーンズ:ジョシュ・ルーカス…プロのギャンブラー。

■ロバート・ラムジーカート・ラッセル…前ニューヨーク市長で、元消防士。

■リチャード・ネルソン:リチャード・ドレイファス…年配の設計士。

■ジェニファー・ラムジーエミー・ロッサム…ロバートの娘。

■クリスチャン・サンダース: マイク・ヴォーゲル…ジェニファーの恋人。

■マギー・ジェームズ:ジャシンダ・バレット…シングルマザー。

■コナー・ジェームズ:ジミー・ベネット…マギーの息子。

■エレナ・モラレス:ミア・マエストロ…密航者。

■ラッキー・ラリー:ケヴィン・ディロン…酔っぱらい。

■マルコ・バレンタイン:フレディ・ロドリゲス…ポセイドン号のウェイター。

■グロリア(Gloria):ステイシー・ファーガソン…歌手。

■マイケル・ブラッドフォード:アンドレ・ブラウアー…ポセイドン号の船長。

 

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