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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ウィークエンド・アウェイ」 (原題:THE WEEKEND AWAY、2021)を見る

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ウィークエンド・アウェイ」 (原題:THE WEEKEND AWAY、2021)を見る( Netflixで3月3日配信開始)。サラ・アルダーソンの小説を原作に描くB級サスペンス。クロアチア旅行に出かけた女性二人が、トラブルに巻き込まれ、2転3転するラストなどが見所。クロアチアの風光明媚な景色もいい。

監督は「アンストッパブル」などのキム・ファラント。出演は「ゴシップガール」のレイトン・ミースター、「ヘラクルス 帝国の侵略」のクリスティナ・ウルフ、ジアド・バクリ、ルーク・ノリス、アマール・ブクヴィッチなど。

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携帯やスマホが鍵となる映画はこれまでにも多かった。「着信アリ」「セルラー」「96時間」などがまさにそれ。「ウィークエンド・アウェイ」での”事件解決”の決定的証拠がスマホによる音声だった。

その場面はある程度、事前に読めたが、その通りになって決着。

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クロアチア旅行に出かけた親友の二人の女性ベス(レイトン・ミースター)とケイト(クリスティナ・ウルフ)の二人は、ホテルでなく「Airbnb」(プライベートの宿泊施設)に泊まる。

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ケイトは、空港からのタクシー送迎を既に手配していて、タクシー運転手ゼイン(ジアド・バクリ)が「(支払いは)完了している」というのでケイトはチップだけ渡す。

そんな中、ケイトが行方不明に。そして、海で遺体で発見される。

怪しそうな人物が次々に登場する。真犯人はいったい…という犯人探しの映画でもある。ベスはゼインとともに、犯人探しに奔走するのだが…。

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怪しいとされる人物:

(1)ベスの夫ロブ:かつて一度だけケイトと関係を持っていて、ケイトは一度だけの過ちと忘れようとしているが、ロブはいまだにケイトに想いがあって、二人が旅行中の間にも、ケイトのスマホに連絡を続けていた。

(2)異動になった汚職警官バビッチ:観光課にいて、外国人女性観光客絡みの案件は自分に任せろと上司の女性警官にいうほど。好みの女性を物色するタチの悪さ。

(3)宿泊施設の管理人セバスチャン:全室に盗聴の隠しカメラを仕掛けて、部屋の内部などすべてを見ていた!(後でその事実をベスにつきとめられると、セキュリティのためと言い逃れるのだが)いかにも神経質そうで、あの「サイコ」のノーマン・ベイツのオマージュかと思わせるほど似ている。

(4)人身売買のギャング組織のエスコート・スタッフの男たち:観光客の女に、睡眠薬などを飲ませていた。高級バッグなどを奪い、質に流していた。

(5)タクシー運転手ゼイン:ゼインは、シリアで、かつて人身売買組織の親分の子供を助けたことからそのギャング組織の助けでシリアから脱出できたという経緯がある。警察はゼインが組織の人物と見てマークしていた。

(6)ベス:警察は、夫ロブとケイトの浮気を知っての犯行と睨んでいた。

 

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この物語に大きな役割を果たしているのがタクシー運転手のゼイン。愛想がよく、性格も良さそう。タクシー運転手が事件に巻き込まれる映画といえば「コラテラル」のジェイミー・フォックスがそうだったが・・・。

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いきなりネタバレ:

①殺人犯がまさかの夫と気づいた妻。妻はちょっとトイレにと言って、トイレから警察にスマホから電話。妻がなかなか出てこないので、夫がトイレに近づき、どうかしたかと迫ってきた。スマホでの会話ができなくなり電源をオンにしたままスマホをポケットに。

妻が夫の疑わしき行動を夫に話すと、夫は動転して言い訳などを並べる。一連の会話はすべて警察に筒抜けだった。夫がスマホを見つけるが、スマホからは女性警察官の声で「すべて証拠は揃った。警察が向かっている」という声が聞こえてくる。

②警察内部の不正、汚職警官などどす黒い体質。捜査に当たっていた警察官の男が事件にも関わっていた。男は、以前、複数の女性から性的暴行やセクハラで訴えられ、犯罪捜査部門から観光課に異動させられていた。観光課に移ってからも悪事は続いていた。人身売買のギャング組織と組んで、外国人女性観光客などを組員の男に紹介し「エスコート」サービスをさせ、観光客から金品などを略奪していた。

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      ベスに疑いの目を向ける警察

主な登場人物:

レイトン・ミースター(ベス):ロブの間に幼い一人娘アスターがいる。生真面目。

クリスティナ・ウルフ(ケイト):ベスとは学生時代のルームメイトで親友。ベスとは性格が真逆で社交的でオープン。

ジアド・バクリ(ゼイン):タクシー運転手。性格が優しく穏やか。シリアの内戦からクロアチアに逃れてきた。

ルーク・ノリス(ロブ):ベスの夫。ケイトに未練がある。

アマール・ブクヴィッチ

イヴァ・ミハリッチ

アドリアン・ペズディルク

パート・タケラル

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