
ドラマ「ニュース速報は流れた」(全10話、2009)の第1話を見る。テレビ局の報道センターに飛びこんで来た一通のメールを巡り、繰り広げられるサスペンスドラマ。「踊る大捜査線」の君塚良一脚本によるオリジナルストーリー。
テレビ局を舞台に、北海道室蘭市に核ミサイルが落とされたと報道部にメールが届くことから事件は始まり、深夜から早朝にかけての8時間をほぼリアルタイムで追い、報道部で起こる事件や人間関係を描いている。
印象操作などの報道姿勢の在り方などにメスを入れたドラマとなっている。
・・・
<ストーリー>
北海道室蘭市。夜中に男が走る。陸橋の上、トンネルの中、住宅街、坂道などを走る男。シャッター買いを抜け、道路に飛び出すと、車にはねられて倒れる。
そして、28分前のテロップ。
場面は東都テレビ・報道部内。5月2日土曜日11時52分。キャスターの遠藤圭一(児玉清)が番組を追え報道部内をあとにして出て行く。
報道部のスタッフたちも宿直を残してそれぞれ退社していく。副編集長の仲村(井浦新)が「ニュースをきちんと伝えたい。言葉で立体的に伝えるのが俺たちの仕事だ」と周りに語る。
アルバイト1年のAD・小林亮平(成宮寛貴)、ストレス・アレルギーで突然突飛な動きで震える江川(やべけんじ)、プログラム・デイレクターの向井徹(豊原功補)らがいて、スクープが少ないことで意見を言い合っていた。
仲村が亮平に編集作業の一端を見せる。薬物を使用した人物の映像があったが、世の中の人はこいつが悪いというだけでは納得しない。そこで編集によって、大げさな印象を煽る。
「編集の講義はこれでおしまい」と打ち切る(マスコミ、テレビの印象操作の怖さを感じる。)
民放5局中、視聴率で4位というのは報道が足を引っ張っているからというように局内で見られていた。
5年前からスクープをモノにしてきた政治部が強いといわれ、優れたレポートもなく、編集長の潮崎(小林薫)もいつ飛ばされるかという空気になっていた。
江川が最近のニュースで他社のスクープがあり、つかんでいなかったなど「特オチ(報道機関でライバル他社が一斉に報じた大きなニュースを、自社だけが掴めず報道できない(落とす)状態を指す業界用語)は切腹ものだ」という叱責の声も上がる。
なぜつかめなかったかという理由。
他社で誰かがニュースをつかむと、それを他の記者にも教えて共有するが、江川だけは仲間外れになって伝えられなかったからだ」という。
マスコミの記者の間で持ちつもたれつの関係があるのだというが、江川は性格上、付き合いずらい人物とみられていた。
そんな中、亮平の携帯メールに友人から「室蘭市に核ミサイルが落ちた」というメッセージが飛び込んできた。室蘭市の市役所、気象庁、警察署に電話を掛けるが、つながらない。
防衛大臣が官邸に入った、という情報が入った。大スクープだと、ニュースの配信ボタンを押す手が震える副編集長の仲村。
そこへ、編集長の潮崎がやってくる。「なにごとか」と問う潮崎に亮平が事情を話すと、潮崎は「防衛省、警察など公的機関に確認したか。ふたつの証言がなければ情報が真実とはみなされない」と断言。
NTTの回線不具合はあったものの、警察も問い合わせ先も異常なしと判明。

亮平が友人に連絡すると「酒を飲んでいて、いたずらのメールを送った」という。防衛大臣が首相官邸を夜中に訪問したのは、次期総裁選に出馬の意思を伝えに行ったのだということが分かった。
ところが、臨時のニュースを知らせるブザーが鳴り、東都テレビが「室蘭市にミサイルが落下」のニュースを発表したというテロップが流れた。
局内では、過去の誤報例を参考にして、簡単に「お詫びと訂正」のテロップで対応した。
ところが、日本通信社から、「ミサイル着弾のニュースにより一人の男性が家を飛び出し、車にはねられて亡くなった。誤った報道により死者が出るという報道姿勢が問われることになりそう」というニュースが流れた。
一体だれが、(誤報となる)ニュースの発信ボタンを押したのか?
操作ボタンを押したのは誰かが最終の第10話で明らかになるらしい。
<主な登場人物>
■小林亮平:成宮寛貴…東都テレビ・報道部の新人アルバイトAD(24歳)。
■潮崎俊太郎:小林薫…編集長(52歳)。
■仲村鷹彦:ARATA(現・井浦新)…副編集長(37歳)。
■向井徹:豊原功補…プログラムディレクター(41歳)。
■江川均:やべけんじ…政治部記者(28歳)。ストレス・アレルギー症。
■大山博嗣:中丸新将…編成局長
■柴田レイコ:酒井若菜…アナウンス部アナウンサー(26歳)
■相馬大輔:萩原聖人…コンプライアンス部部員(35歳)
■遠藤圭一:児玉清(特別出演)…キャスター(68歳)
■「アマゾンプライム」で第1話無料配信中。
■「にほんブログ村」にポチをお願い申し上げます。