左から二人目（川津祐介）
ＴＢＳ系連続ドラマ「ザ・ガードマン」などで人気を博した俳優の川津祐介が先月26日に死去していたことが3日、分かった。86歳だった。
1935年5月12日東京都生まれ。慶大在学時に、映画監督だった兄の縁で木下惠介監督から誘われ、1958年に映画「この天の虹」でデビュー。実力派俳優として人気を博し、1965年から6年続いたテレビドラマ「ザ・ガードマン」では荒木隊員役でレギュラー出演。とくに激しいアクションが話題となった。
「ザ・ガードマン」では、宇津井健、神山繁、中条静夫、藤巻潤、倉石功らとともに人気を集めた。「Gメン75」などにも出演し、存在感を見せた。
1988年のＮＨＫ連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」では、山口智子演じるヒロイン・純子の父親役で好演。俳優業以外にもフジテレビ系「くいしん坊！万才」の５代目リポーターなどで人気だった。
映画では大島渚が脚本・監督を担当し、大ヒットを記録した青春映画「青春残酷物語」（1960）の主演で大学生を演じ、この映画により松竹ヌーベルバーグという言葉が生まれた。
以降「霧の旗」（1965）「野菊のごとき君なりき」（1966）「けんかえれじぃ」（1966）「動乱」（1980）など数々の映画に出演。
ご冥福を祈ります。
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