「刑事ハンサム」(原題:HANDSOME: A NETFLIX MYSTERY MOVIE、2017)を見る。
Netflixオリジナル映画で、ミステリーというよりも軽いタッチのコメディ。
冒頭で、プールに泳いでいた人間が「私が、この映画の中の犯人です。楽しんでください」という映像があり、タイトルバックは、フラフープで踊る女性のシルエットが登場。007の導入部のような印象だ。監督、脚本、主演はジェフ・ガーリン。
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小太りの体にコンプレックスを持つ中年刑事ハンサム(ジェフ・ガーリン)。
ダイエットをしている最中のハンサムだったが、、自分に好意を寄せる女性の上司からビスケットをもらう。
家に帰るとキャンディという名前の犬がいて「俺がビスケットを食べることになったら、飛びかかってでも邪魔をしろ」とキャンディに伝える。
キャンディはマイペースで、わかっているのかいないのか。キャンディと散歩したりするのが唯一の楽しみで、女性の気配などはみじんもなかった。
散歩の途中で、隣人の初老の男から「庭のフンはおまえの犬のではないか」などと文句ばかり言う男。その男にはラテン系の妻が住んでいて、アコーデオンを弾いている。
そんな中、ハンサムの生活を少し明るくする出来事が起こった。隣の家にシングルマザーが引っ越してきたのだった。
上司からもらったビスケットを手見上げに挨拶に向かうと、愛想のないベビーシッターと出くわす。「ビスケットは食べないが、玄関前に置いておけ」という。これが事件の始まりだった。
ベビーシッターは、ある俳優の家の庭でバラバラ死体となって発見されたのだった。
ハンサムは、男癖の悪い相棒の女とバディを組んで、共に捜査を開始するのだが、聞き込みする相手は、誰も彼も一癖も二癖もある人物ばかりだった。犯人は一体、誰で、なんの目的でバラバラにしたのか・・・。
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バラバラ死体現場に、バスの観光ツアーの一群が登場するが、ほとんどが日本人観光客で日本語で警官などに話しかけてくる(字幕なしなので外国人には、なんのことやら)。ハンサムの相棒となる女刑事は、いい男を見るとニヤつき、肉食系の本領を発揮する。
ネタバレ:犯人は、子守の女を使って、元妻の様子をさぐらせていたのだった。
登場人物が皆一風変わっていて、その点では見どころがある。ただ、フラフープで踊っている少女のシーンで映画が終わるなど、シュールなところもある。気楽に見るには90分程度で見られるので面白い。
太っちょ刑事が、名前だけ「ハンサム」というのも・・・。
監督
ジェフ・ガーリン
脚本
アンドレア・シーゲル、ジェフ・ガーリン
出演者
ジェフ・ガーリン
エイヴァ・エイカーズ
マイケル・R・カールソン
ケイリー・クオコ(ケイリー・クオコ=スウィーティング)
ミーガン・ファーガソン
エリン・フォーリー
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