個人的なお気に入り映画のオールタイムマイベスト1位(気分で2位)の名作「ウエストサイド物語」がスティーヴン・スピルバーグ監督・製作でリメイクされるという話を聞いたのは2014年くらいだった。製作されたのは今から2,3年前かも知れない。いよいよ今年末に公開される。「ブリット」のようにリメイクの企画だけで終わってしまう例もあるので公開にこぎつけたのは嬉しい。
「ベン・ハー」などはサイレントの短編を含めると6回映画化されているがやはりチャールトン・ヘストン主演作品(1959年)がベスト。いくらスピルバーグ監督とはいえ、名作のリメイクは大丈夫かという不安も多少ある。
主演のトニー役には「ベイビー・ドライバー」で注目された若手俳優アンセル・エルゴート、トニーと恋に落ちるマリア役は、新人のレイチェル・ゼグラー。レイチェルは、SNSで人気アーティストのカバー曲などを披露しているが、それを見ると(聴くと)確かにそのパワフルな歌声だ。公開オーディションでは30,000人の中から大抜擢されたというシンデレラガールだ。当時17歳の高校生というのも話題になった。
アニタ役にブロードウェイミュージカルでトニー賞助演女優賞にノミネートされたアリアナ・デボーズ、シャークのリーダーでマリアの兄ベルナルド役には「ビリー・エリオット」のビリー役でトニー賞受賞したデビィット・アルヴァレス、シャークのチノ役にはジョシュ・アンドレスがキャスティングされている。
また、前作でアニタ役を演じ、「アメリカ」の歌唱が印象に残るアカデミー賞助演女優賞受賞のリタ・モレノは、本作でバレンティナを演じ、製作総指揮も務める。気合が入っている。
脚本は「ミュンヘン」「リンカーン」を手掛けたトニー・クシュナー。振り付けは、トニー賞振付賞受賞のジャスティン・ペック。音楽総指揮は「アラジン」「美女と野獣」「シカゴ」などのマット・サリバンといった一流陣を揃えている。
公開延期になっていた映画「ウエスト・サイド・ストーリー」は、今年12月10日(金)の公開が予定されている。これだけは,配信やDVDを待たずに初日に出かけたい。
【映画「ウエスト・サイド・ストーリー」あらすじ】
物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。
しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。
ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーのトニーは、対立するシャークスのリーダーの妹マリアと出会い、一瞬で惹かれあう。ふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。
・・・
映画「ウエスト・サイド・ストーリー」(原題:West Side Story)
監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
製作:ケビン・マコラム、クリスティ・マコスコ・クリーガー、リタ・モレノ
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、デビィット・アルヴァレス、ジョシュ・アンドレス、コリー・ストールなど
製作:20世紀フォックス映画
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
オリジナル・サウンドトラック:ハリウッド・レコード
同じような記事を1年以上前にも書いているが、まだ予告編が解禁になっていなかった。