第94回アカデミー賞のノミネーションが発表された。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞、脚色賞、監督賞、そして作品賞にノミネートされ、合計4部門に候補入りという快挙を果たした。日本映画が作品賞の候補となるのはアカデミー賞史上初である。
最多部門ノミネートはNetflix製作の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。作品賞を含む12部門で候補に選ばれた。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF大作『DUNE/デューン 砂の惑星』が10部門で続き、ケネス・ブラナー監督の『ベルファスト』とスティーブン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』が7部門で並ぶ。スピルバーグは今回、監督賞にもノミネートされた。上記3作はすべて作品賞候補となっている。
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個人的な予想では、作品賞と監督賞の両方にノミネートされている作品が有力と見る。その点で見ると「パワー・オブ・ザ・ドッグ」と「ドライブ・マイ・カー」ということになる。「ドライブ…」は国際長編映画にもノミネートされw受賞があるかどうか。ただ、監督も語っていたが、ここまで来れた事だけでも十分だと。国際長編映画賞を獲得すれば、それだけでも映画史に残る。
fpdの勝手な予想:◎が有力。○は対抗。
■作品賞
『ベルファスト』
『コーダ あいのうた』
『ドント・ルック・アップ』
『ドライブ・マイ・カー』○
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◎
『ウエスト・サイド・ストーリー』
■監督賞
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◎
スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』
■主演男優賞
ハビエル・バルデム『愛すべき夫妻の秘密』
ベネディクト・カンバーバッチ『パワー・オブ・ザ・ドッグ』○
アンドリュー・ガーフィールド『tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン!』
ウィル・スミス『ドリームプラン』
デンゼル・ワシントン『マクベス』◎
■主演女優賞
ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』
オリヴィア・コールマン『ロスト・ドーター』◎
ペネロペ・クルス『Parallel Mothers(英題)』
ニコール・キッドマン『愛すべき夫妻の秘密』
クリステン・スチュワート『スペンサー ダイアナの決意』○
キアラン・ハインズ『ベルファスト』
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
ジェシー・プレモンス『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
J・K・シモンズ『愛すべき夫妻の秘密』○
コディ・スミット=マクフィー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◎
ジェシー・バックリー『ロスト・ドーター』
アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』◎
ジュディ・デンチ『ベルファスト』
キルスティン・ダンスト『パワー・オブ・ザ・ドッグ』○
アーンジャニュー・エリス『ドリームプラン』
■国際長編映画賞
『ドライブ・マイ・カー』(日本) ◎
『Flee』(デンマーク)
『The Hand of God』(イタリア) ○
『ブータン 山の教室』(ブータン)
『The Worst Person in the World』(ノルウェー)
■脚本賞
ケネス・ブラナー『ベルファスト』○
アダム・マッケイ、デヴィッド・シロタ『ドント・ルック・アップ』◎
ザック・ベイリン『ドリームプラン』
ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』
エスキル・フォクト、ヨアキム・トリアー『The Worst Person in the World』
■脚色賞
シアン・ヘダー『コーダ あいのうた』
濱口竜介、大江崇允『ドライブ・マイ・カー』○
ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、エリック・ロス『DUNE/デューン 砂の惑星』
マギー・ギレンホール『ロスト・ドーター』
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◎
■撮影賞
『DUNE/デューン 砂の惑星』○
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』◎
■美術賞
『DUNE/デューン 砂の惑星』○
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『マクベス』
『ウエスト・サイド・ストーリー』◎
■衣装・デザイン賞
『クルエラ』
『シラノ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』○
『ナイトメア・アリー』
『ウエスト・サイド・ストーリー』◎
■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『星の王子ニューヨークへ行く 2』
『クルエラ』
『DUNE/デューン 砂の惑星』○
『タミー・フェイの瞳』
『ハウス・オブ・グッチ』◎
■作曲賞
ニコラス・ブリテル『ドント・ルック・アップ』○
ハンス・ジマー『DUNE/デューン 砂の惑星』
ジャーメイン・フランコ『ミラベルと魔法だらけの家』
アルベルト・イグレシアス『Parallel Mothers』
ジョニー・グリーンウッド『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◎
■歌曲賞
『Be Alive』(『ドリームプラン』) ○
『2匹のオルギータス』(『ミラベルと魔法だらけの家』)
『Down to Joy』(『ベルファスト』)
『No Time to Die』(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)◎
『Somehow You Do』(『Four Good Days(原題)』)
■音響賞
『ベルファスト』
『DUNE/デューン 砂の惑星』
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』○
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
『ウエスト・サイド・ストーリー』◎
■視覚効果賞
『DUNE/デューン 砂の惑星』◎
『フリー・ガイ』
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』○
その他の賞:
■短編実写映画賞
『Ala Kachuu – Take and Run(原題)』
『The Dress(原題)』
『The Long Goodbye(原題)』
『On My Mind(原題)』
『Please Hold(原題)』
■短編アニメ映画賞
『ことりのロビン』
『ボクシングバレー』
『Affairs of the Art(原題)』
『Bestia(原題)』
『The Windshield Wiper(原題)』
■短編ドキュメンタリー映画賞
『オーディブル:鼓動を響かせて』
『私の帰る場所』
『ベナジルに捧げる3つの歌』
『The Queen of Basketball(原題)』
『When We Were Bullies(原題)』
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