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★話題作「ミナリ」の予告編&ポスターが解禁。アカデミー賞作品賞最有力。

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今年のアカデミー賞の大本命といわれている映画「ミナリ」の予告編とポスターが解禁となった。「バーニング 劇場版」のスティーヴン・ユァンが主演。予告編ではアメリカンドリームを胸にたくましく生きる韓国人一家の姿を映し出す。

 

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本作は「ムーンライト」や「レディ・バード」など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、「それでも夜が明ける」でアカデミー賞作品賞を受賞したブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだ作品。

1980年代、農業で成功することを夢見て米国南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描き、サンダンス映画祭をはじめ世界の映画祭で観客賞を総なめにした。

辛口批評サイトRotten Tomatoesでは100%を更新中(1月26日現在)のほか、ハリウッド・リポーター誌、ヴァラエティ誌ほか有力誌もこぞってアカデミー賞有力作品として名を挙げるなど、観客、評論家の二方向から支持されている。  

監督は、米国有力映画メディア「インディワイア」で、2020年の「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャースパイク・リーらと共に選ばれたリー・アイザック・チョン新海誠監督「君の名は。」のハリウッド実写版の監督にも抜てきされたた新鋭。  

アメリカンドリームを胸に、たくましく生きる家族の物語に注目。  

映画「ミナリ」は3月19日より全国公開。

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アカデミー賞の選考もこの数年間で大きく変わってきた印象。

数年前に黒人のノミネートがゼロだったことから「白一色」と批判されて以来、マイノリティ、LGBTアフリカ系アメリカ人などを扱う作品が賞を獲るようになり”多様性”のオンパレード。時計の振り子で、あまり極端に振れるのもどうか。へんに意識しすぎることなく、作品の質で勝負してほしい。