毎年恒例のユーキャン「新語・流行語大賞」のノミネート全30語がきょう、5日発表された。2020年、世界を襲った新型コロナウイルス感染症に関連した言葉が多くを占めている。
「ソーシャルディスタンス」や「3密(三つの密)」「新しい生活様式/ニューノーマル」「おうち時間/ステイホーム」など、感染拡大防止策として使われた言葉が多数ノミネート。一方で、新語も生まれている。政府の施策である「アベノマスク」や「GoToキャンペーン」なども選ばれた。
政府が、日本学術会議推薦の会員候補6人の任命を拒否したことについて、菅義偉首相が使った「総合的、俯瞰的」、黒人男性が白人警察官に取り押さえられ死亡した事件から広がった、人種差別撤廃を訴える「BLM(BlackLivesMatter)運動」などもノミネートされている。
Netflixで人気の韓国ドラマ「愛の不時着」や大ヒットした劇場版「鬼滅の刃」などがノミネート。また7年ぶりの続編が放送されたTBSドラマ「半沢直樹」から、「顔芸/恩返し」という言葉も選出された。
「NiziU」や「フワちゃん」といった2020年ブレイクしたアーティストやタレントも選ばれている。
「2020ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンは、12月1日に発表される。
1.愛の不時着/第4次韓流ブーム
3.あつ森
4.アベノマスク
5.アマビエ
6.ウーバーイーツ
7.AI超え
8.エッセンシャルワーカー
9.おうち時間/ステイホーム
10.オンライン○○
11.顔芸/恩返し
12.カゴパク
13.鬼滅の刃
14.クラスター
15.香水
16.GoToキャンペーン
17.3密(三つの密)
18.自粛警察
19.Zoom映え
20.総合的、俯瞰的
21.ソーシャルディスタンス
22.ソロキャンプ
23.テレワーク/ワーケーション
24.時を戻そう(ぺこぱ)
25.NiziU(ニジュー)
26.濃厚接触者
27.BLM(BlackLivesMatter)運動
28.PCR検査
29.フワちゃん
30.まぁねぇ~(ぼる塾)
・・・
初めて聞いたのが「5」(アマビエ:日本に伝わる妖怪。甘エビなら知っているが)「12」(カゴパク:スーパーの店内のカゴをそのまま外に持っていってしまう)「24」(時を戻そう(ぺこぱ):逆行体験)「30」(まぁねぇ~(ぼる塾):女性お笑いカルテット、ぼる塾の田辺智加自身の持ちギャグ「まぁねぇ~」)。
「愛の不時着」(Netflix)は、全16話(1話約80分)をほぼ5日間で一気に見た。韓国ドラマだが、北朝鮮の軍人、庶民の生活の一部をドラマながら間接的に見ることができた。
基本はラブコメだが、北朝鮮の若い軍人たちがスポーツイベントにかこつけてソウルを訪れて、ソウルの街がいかに近代化されて、モノにあふれているかに驚く姿がおもしろい。
まずは、自販機にびっくり、蛇口をひねるとお湯が出るのにびっくり、ネットカフェでゲームができるのにびっくり、サウナ施設で、鍵のついた腕輪を見せると、直接お金を払わずに飲み食いができ、タダかと思ったら、あとで請求がまとめてくるのにびっくり、温かい米が大量に食べられるのにびっくり、ファッションが進んでいるのにびっくり、夜中までビルなどの電気が赤々と点いているのにびっくり・・・といった具合。「北に帰りたくなくなる」というのも当然か。結局ハッピーエンドの出来過ぎのドラマだった。