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米ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」(第1シーズン、全24話)の1話~21話まで見る。心臓に悪い?

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24 -TWENTY FOUR-」(第1シーズン、全24話)の1話~21話まで見た。このドラマ、心臓に良くない(笑)。一難去ってまた一難、次々に襲いかかる出来事に、息苦しささえ覚えてしまう。最も信頼できると思われていた人物が、スパイだったというのは序の口。やっと内通者が見つかって処分され、やれやれというのも束の間。1人だけではなかった、といった具合。

24話は、一日1時間で24時間=1日の話を1時間ごとに、同時に進行する別々のストーリーが現実の時間経過とともに進んでいく。1時間といっても1話の時間は平均45分。その差がある時間は、デジタル表示の6ケタ数字で、一時間のうち、数回、”ズドン・ズドン・ズドン”という音とともに、4分程度時間経過が数字で示され”時間調整”が行われている。

 

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第1シーズン、1話~21話までの話。

午前12時。カリフォルニアでの大統領予備選挙の日、ロサンゼルスにあるテロ対策ユニット(CTU)は有力候補のデビッド・パーマー(デニス・ヘイスバート)の暗殺計画について知る。大統領の護衛と捜査を担当することになったのは、ジャック・バウアー捜査官(キーファー・サザーランド)。彼の最初の仕事は、CTUに紛れ込んだスパイを割り出すことだった。

ジャックは信頼する右腕のニーナ(サラ・クラーク)の協力の元スパイを探そうとした。ニーナは、過去にジャックの恋人だったことがある。現在は別の同僚のトニー・アルメイダカルロス・バーナード)と交際していたが、ジャックへの思いを残していた。 ジャックは仕事にあたりながらも、家庭の問題に頭を悩ませていた。彼は妻テリー(レスリーホープ)と半年別居していた後やっとヨリを戻したところだったのだ。

テロリストのドレーゼン一味はリーダーの1人を解放させるため、ジャックの娘キム(エリシャ・カスバート)を誘拐し、キムを返す代わりにジャックにパーマー暗殺を実行させようとした。ドレーゼンたちはジャックとパーマー議員の両方に恨みを持っていたのだ・・・。

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出演俳優がすばらしい。大統領候補役を演じるデニス・ヘイスバートは、風格があり、デンゼル・ワシントンを彷彿とさせる演技力。実際に、その演技力から民主党共和党の両陣営からの出馬要請があったというほどドラマの影響は大きい。大統領候補の妻役を演じるペニー・ジョンソン・ジェラルドの野心に満ちた悪女ぶり、卑怯な振る舞いにはいらだちを覚える。大統領就任式で、大統領夫人として隣りにたち、ファーストレディになるためには手段をえらばない悪辣さ。

終盤で、大物俳優の登場だ。「イージーライダー」「ブルーベルベット」のデニス・ホッパーだ。存在感が違う。

主演のキーファー・ザサーランドは、ますます父親のドナルド・サザーランドに似てきた(笑)。「24」のヒットで、2006年4月、第5シーズン終了後、さらに3年間の出演契約で、出演料だけで4000万ドルと推定され、テレビドラマでは最も高額な出演料の上位にランクインされた。

2009年8月、「24 -TWENTY FOUR-」の出演料が1話につき、33万ポンド(日本円で約5200万円)で米テレビドラマに出演している俳優の中で最も高額の出演料となった。2009年11月、経済誌フォーブス」誌が「アメリカのテレビ界で最も稼いでいる男性」のランキングを発表し、2008年6月から2009年6月までの収入が1,300万ドル(日本円で約11億7,000万円)で7位にランクインした。

キーファーといえばジャック・バウアーだ。

映画では「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」(2006)で、大統領警護のSPのトップを演じていた。