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日曜劇場「危険なビーナス」(TBS系)第1話を見た。初回14.1%視聴率。

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11日放送の日曜劇場「危険なビーナス」(TBS系)第1話を見た。原作は東野圭吾

半沢直樹」の後継番組で期待したが、遺産相続をめぐるセレブ家のドロドロを予感させ、面白かった。ストーリーは「女系家族」と「犬神家の一族」を現代風にアレンジしたような内容。初回視聴率は14.1%と2桁発進。微妙な数字(笑)。ただ、2桁がいかに難しいかは「SUITS/スーツ」(第2シーズン)が最高で8.5%と実証?済み。

ヒロインを演じるのが吉高由里子。映画では「婚前特急」や「横道世之介」などで、そのキュートなコメディエンヌぶりで注目されて、お気に入り女優の一人。吉高由里子は2014年にNHK朝ドラ「花子とアン」で主演。その年の紅白歌合戦の紅組司会もこなし、名実ともに国民的女優となった。

「危険なビーナス」のタイトルが示すように、ヒロインの吉高由里子は、危険な人物なのか。

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第1話:主人公は、獣医の手島伯朗(妻夫木聡)。美人を見ると、すぐに好きになってしまう惚れやすい男。伯朗の父・一清(かずきよ、R-指定Creepy  Nuts))はあまり売れない画家で、伯朗が二歳の時に脳腫瘍を発症。

症状が進行して死期を悟ったせいか、今までとは違う抽象画に着手したが、未完成のまま一清は死亡してしまう。

しばらくは母・禎子(斉藤由貴)と二人で暮らしていたが、ある日、禎子は伯朗に矢神康治(栗原 英雄)を紹介され、後に二人は結婚。

矢神家は大変な資産家で、跡継ぎを必要としていた。

そんな時、伯朗の九歳下の弟・明人が生まれる。

矢神家は明人を跡継ぎとして育てるために英才教育を施し、伯朗は両親の方針に反し、自分の進みたい道へと進む。

その後、禎子が自宅ではなく、祖母の住んでいた小泉の家で亡くなる。

死因は溺死で、お風呂場で転んで、気絶してそのままだったという。

伯朗は獣医になると、たまたま知り合った院長の手伝いで池田動物病院で院長代理として働くことになった。

そんな伯朗の元にとある女性から電話がかかってきた。その女性は、楓(かえで、吉高由里子)と名乗り、アメリカにいる明人と結婚(入籍はこれから)したという。矢神家では、遺産増族の会議をこれから始めようという矢先で、遺産を狙う一族の面々に取って、突然やってきた楓を到底受け入れることはできず、何者かが、楓を地下室に閉じ込めようとした。いったい誰が・・・。

・・・

大ヒットドラマ「半沢直樹」の後番組だけに、”座長”的な主役を演じる吉高由里子にはプレッシャーもあったかもしれない。物語を支える矢神家の戸田恵子ディーン・フジオカなどのわき役陣もみどころ。ほかに小日向文代、染谷将太中村アン麻生祐未、坂井真紀などが出演。

半沢直樹」の国民的な支持は見込めないものの、尻上がりに伸びていくのか、期待はしたい。