「おとなの恋は、まわり道」(原題:Destination Wedding、2018)を見た。キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが4度目の共演となるロマンティック・コメディ(ロマコメ)映画。監督はヴィクタ―・レヴィン。
空港で出会い、同じ結婚式に参列することが判明した2人の男女が、毒舌交じりの会話を交わしながらも恋に落ちていくさまが描かれる。リゾート婚に招待された2人にしかセリフがなく、マシンガン・トークが繰り広げられるがかみ合わないところが笑いを誘う。
「ジョン・ウィック」では寡黙でクールな殺し屋を演じるキアヌ・リーブスだが、「おと恋」では、仏頂面で偏屈で理屈っぽい堅物男。一方、植木が趣味なのか、枯れる寸前の室内植物に息を吐きかけて命を吹き返そうとするウィノナ・ライダー。
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縁を切った家族の結婚式に向かうフランク(キアヌ・リーヴス)と、結婚直前に自分を捨てた元婚約者の結婚式に出席するリンジー(ウィノナ・ライダー)は空港で出会い口論になるが、やがて同じ結婚式に出席することがわかる。現地でもホテルや式場で隣同士だった二人は、うんざりしながらも接しているうちに、互いの共通点に気付く。
お互い、言いたい放題で、うざいと思っていたが、野原で、野生動物が目の前に現れ、一巻の終わりかと思った時に、キアヌ・リーブスが、いつもの癖で、ガーガーと威嚇すると、その動物が立ち去ってしまう。
二人は、安全のために急いで走ってその場を逃げ出すが、丘で転んでしまい、ゴロゴロと転げ落ちる。助かったぁと思っているときにキアヌがいきなりキスをしてきて驚くウィノナ。そこで関係をもってしまうが、ウィノナは最高の時、キアヌは最悪のときと感じ、式も終わって、地元の空港に戻った。
ウィノナが「7年前に会いたかった」というと、キアヌは「会わなくてラッキーだった」と皮肉を言う。お互いにタクシーを待つ。1台目がきたので、ウィノナの荷物をタクシーにいれる。「じゃあ」と相手の連絡先も交換せず、別れるのだが・・・。
最後にオチがあった。
オチの説明:ウィノナがタクシーに乗るときに、運転手に、「xxx通り●●番」といく先を告げていた。キアヌが、住所番地までいうと、悪い運転手もいるから気をつけてと注意していた。
キアヌが家に一人家に帰って、スーツケースの中身などを取り出したりしている。一方のウィノナもひとりでなんとなく寂しくしている。そこへ、ドアホンがなり「ガーガー」という音が聞こえて、ドアを開けるとキアヌがいた。ウィノナがほほ笑んで、キアヌを招き入れる。
時間があれば見てという、かなり睡魔必至の映画(笑)。