「半沢直樹」が絶好調であと2回を残すのみとなった。テレビドラマ関係は「半沢直樹」の独り勝ちのような「半沢」記事一色。前回(7年前)は「半沢ロス」があったが、今年はそうならない気がする。
というのも、10月から「半沢」枠の後釜ドラマが、実に魅力的だからだ。
10月の「日曜劇場夜9時」枠は人気作家・東野圭吾の小説を連続ドラマ化した「危険なビーナス」があるからだ。とにかくキャスティングが豪華。
出演者がすごい。妻夫木聡、吉高由里子、染谷翔汰、ディーン・フジオカ、中村アン、さらに小日向文世、戸田恵子、麻生祐未、斉藤由貴、坂井真紀、安蘭けい、田口浩正、堀田真由、栗原英雄、池内万作、結木滉星らの出演が決定している。「TBS」の気合と意気込みが感じられる。雰囲気は「犬神家の一族」か(笑)。
「危険なビーナス」は、獣医の主人公・手島伯朗(妻夫木聡)が、「弟の妻」を名乗る謎の美女・矢神楓(吉高由里子)と共に、失踪した異父弟・矢神明人(染谷将太)の行方を追ううちに、名家・矢神一族の遺産争いに巻き込まれていくというミステリー。
【ストーリー】
手島伯朗(妻夫木聡)は動物病院で院長の代理を務めている。そんな彼の仕事中に”矢神楓“と名乗る女(吉高由里子)から電話がくる。彼女は伯朗の弟である矢神明人(染谷将太)と極秘結婚したことを告げるが、同時に彼が行方不明になっていることを話す。
明人と楓はシアトルに在住していたが、明人の父である矢神康治の病状が極めて危険であることから帰国していたのだ。矢神家とは疎遠になっていた伯朗は、見ず知らずの楓が一人で見舞いに行くと怪しまれることから、しぶしぶ見舞いに付き合ってしまう。
更には親族会にも出席する羽目になり、接触することを拒んでいた矢神家の内部に入ることに。そこでは遺産相続をめぐってのバトルが繰り広げられていた。
矢神家に明人の失踪を隠す一方で、伯朗は明人の手がかりをつかもうとするが、次第に楓に対して心を惹かれるようになってしまう。そして楓への思いと明人を捜す使命のジレンマで仕事にも影響が出始めるように…。
果たして明人はどこへ消えたのか。物語は康治が隠していた研究の謎、そして16年前に起きた伯朗の母・禎子の死の真相が絡み、あっと驚く仕掛けが待ち構える。
【キャスト】
■手島伯朗(てしま はくろう)〈38〉
…妻夫木聡
■矢神楓(やがみ かえで)〈30〉
異父弟である明人の妻と名乗る謎の美女。
■矢神勇磨(やがみ ゆうま)〈40〉
矢神家の養子で都内に複数のダイニングレストランを経営している若手実業家。
■矢神明人(やがみ あきと)〈29〉
…染谷将太
伯朗の母と再婚相手の間にできた異父弟。
■蔭山元美(かげやま もとみ)〈31〉
…中村アン
池田動物病院で伯朗の助手を務める動物看護師。
■支倉百合華(はせくら ゆりか)〈26〉
…堀田真由
隆司と祥子の娘。
■君津光(きみつ ひかる)〈27〉
…結木滉星
矢神家の使用人。
■矢神佐代(やがみ さよ)〈61〉
…麻生祐未
康之介の養女。
■兼岩順子(かねいわ じゅんこ)〈57〉
…坂井真紀
禎子の妹。
■支倉祥子(はせくら しょうこ)〈58〉
…安蘭けい
矢神家の前当主と後妻の娘。
■支倉隆司(はせくら たかし)〈59〉
…田口浩正
祥子の夫で介護施設グループを営む。
■矢神牧雄(やがみ まきお)〈56〉
…池内万作
矢神家前当主と後妻の間に産まれた息子。
■矢神康之介(やがみ こうのすけ)
…栗田芳宏
矢神家前当主。故人。
■矢神康治(やがみ やすはる)〈68〉
…栗原英雄
矢神家の現当主。
■矢神禎子(やがみ ていこ)
…斉藤由貴
伯朗と明人の母。16年前に事故死。
■矢神波恵(やがみ なみえ)〈66〉
…戸田恵子
現当主の妹。
■兼岩憲三(かねい わけんぞう)〈65〉
伯朗の叔父。数学者。
”隠れ吉高ファン”としては、期待が高まる(笑)。視聴率の目安は15%。半沢の20%越えは到底無理でも、13%前後の発進で、回を追うごとに加速して、半沢に迫る・・・というのがヨミ(笑)。