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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「アンノウン」(2011)リーアム・ニーソンのサスペンス・アクション。

アンノウン」(原題:Unknown, 2011) を見た。リーアム・ニーソン主演のサスペンス映画だが、「ボーン」シリーズとストーリーもアクションも似たような展開に思えた。
原題をカタカナにしたタイトルでは、この映画の良さが伝わらない。タイトルで損をしている映画の典型かもしれない。原題の意味は「(身元)不明」といったところか。
巻き込まれ型映画としては先が読めずにおもしろかった。                  主人公と同様、見ているわれわれも、何がどうなっているのかとわけがわからないまま物語が進行する。
最後まで謎の真相がどうなっているのかと気になり、集中できる映画で、実際はこうだったというどんでん返しのオチまであった
出張先で事故に遭った学者が目を覚ますと、自分の名前も立場もすべて他人に奪われてしまい、全てを取り戻し真相を探るストーリー。
・・・
アメリカの植物学者であるマーティン・ハリスリーアム・ニーソンは、学会へ出席するためにドイツ・ベルリンを訪れる。ホテルにチェックインを使用すると、妻だけが先にチェックインしている時に、空港にアタッシュケースを置き忘れてきたことに気が付き、タクシーで戻る。しかし、その途中で、タクシー事故に遭い、目覚めた時には事故前後の記憶を失ってしまっていたのだった
 
入院して4日後、マーティンは退院し、妻が心配していると思いすぐホテルに戻るが、再会した妻はマーティンを知らないと言い、隣には「マーティン・ハリス」を名乗る別の男がいた・・・
 
 
マーティンはタクシー事故起こした時の運転していた女性ジーナを頼って彼女の自宅に身を寄せる。しかし、自分が何者かに追われていることを察知し、ジーナと二人で逃走するのだが・・・
 
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謎解きのストーリーだが、ある程度感情移入していた「マーティン・ハリス」と言う人物が実は…という驚きがあるという展開。
 
すべての裏には、綿密なある計画が隠されているというものだった。
パスポートも身分証明書も紛失した時の、自身を証明するものとは・・・など考えさせられる。
 
 
相変わらずリーアム・ニーソンのアクションが見どころで、カーチェイスもド派手。ベルリンの高級ホテルの爆破など大掛かり。ジーナを演じたダイアン・クルーガーは、一見ナタリー・ポートマンを思わせるような知的な美貌が印象に残る。
 
フランク・ランジェラは、デビュー作の「わが愛は消え去りて」(1970)「パリは霧にぬれて」(1971)から見ているが当時は、美男からは程遠いいかつい顔つきの特徴があった。近年では「フロストXニクソン」(2008)「ノア 約束の舟」(2014)「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」(2014)「ドラフト・ディ」(2014)などで健在ぶりを見せているのが驚きだ。現在79歳。
 
ジャニュアリー・ジョーンズは、金髪美人だが、あまりなじみがないと思ったが「バンディッツ」(2001)や群像劇の「ラブ・アクチュアリー」(2003)などを見ていたが”アンノウン”だった。
 
アンノウン」(原題:Unknown, 2011) 
監督:ジャウマ・コレット=セラ 
脚本:オリバー・ブッチャー 
脚本:スティーブン・コーンウェル 
原作:ディディエ・ヴァン・コーヴラール
出演:
マーティン・ハリス博士:リーアム・ニーソン 
エリザベス・ハリス:ジャニュアリー・ジョーンズ 
もう1人のマーティン:エイダン・クイン 
ユルゲン:ブルーノ・ガンツ 
ロドニー・コール:フランク・ランジェラ
公開:2011年
  
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