「銃2020」は「百円の恋」「全裸監督」の武正晴監督作品。
拾った銃の魅力に支配されていく青年の姿を描いた「銃」を、新たな視点で再映画化。原作者の芥川賞作家・中村文則が原案と脚本を担い、前作で企画・製作を担当した奥山和由と監督の武正晴が再び組んだ。
銃に翻弄(ほんろう)されるヒロインには「銃」で“トースト女”を演じた日南響子がふんし「影に抱かれて眠れ」などの加藤雅也のほか、友近、吹越満、佐藤浩市らが共演。さらに「銃」で主演を務めた村上虹郎、彼を追い込む刑事を演じたリリー・フランキーも同じ役柄で登場する。制作は吉本興業。7月10日ロードショー公開。
くせ者役者が揃い、狂気なストーリーで面白そう。
ストーリー:
深夜、ストーカーの富田(加藤雅也)から逃れて薄暗い雑居ビルに入った東子(日南響子)は、思いがけず拳銃を拾い部屋に持ち帰る。銃の持ち主が気になり再び雑居ビルに向かった東子は、そこで見かけた不審な男・和成(佐藤浩市)の後を追うが、逆に待ち伏せされる。その後、人を殺した隣人親子の後始末を手伝った東子は、死体に向かって発砲。やがて、拳銃の行方を追う刑事(吹越満)が東子の前に現れ、彼女を破滅に導いていく。