映画公開に合わせて、昨日はテレビ・ドラマ「コンフィデンスマンJP<運勢編>」が放送された。映画並みに2時間だった。3つのストーリーを並行して描いていたが、最後に回収されていた。広末涼子と中山美穂が珍しく悪役だった!
映画「コンフィデンスマンJP<ロマンス編>」は、フジテレビ開局60周年記念と銘打っていた。
今回のドラマでは、コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、宇宙に行きたいと切実に願うアプリ開発会社の社長・松崎(船越英一郎)を巧みにだまし、大金をせしめる。
だがボクちゃんは「今回はまれにみるひどい作戦だった」とダー子を責め、詐欺師を辞めると言い出す。いつもたまたまついているだけ、とボクちゃんから言われたダー子は、幸運の女神に守られている、と返すが…。
小ネタが随所にあって飽きさせない。
その1:宇宙に行きますというあの社長のパロディ。
その3:映画「ラ・ラ・ランド」の曲に合わせたダー子と五十嵐の踊り。
などなど。
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ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)のターゲットは投資家の阿久津晃(北村一輝)。この秋津という人物、投資家とは名ばかりの悪質な闇金業者だった。
果たしてダー子、ボクちゃん、リチャードは、阿久津から大金をだまし取ることができるのか・・・という話だった。
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映画では、ラストに痛快な騙しがあって、爽快な気分になったが、ドラマでは、敵を騙すには味方から…という鉄則で、最後の土壇場までは、どん底状態に陥った。サブタイトルにあるような<運勢>がおみくじ通りになったといったストーリー。
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東出昌大は23歳で「桐島、部活やめるってよ」(2012年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞すると連続テレビ小説「あまちゃん」「ごちそうさん」への連続出演で広く知られるようになり大河ドラマ「花燃ゆ」や「デスノート Light up the NEW world」をはじめ、最近では「寝ても覚めても」や「ビブリア古書堂の事件手帖」なども好評だった。10代から俳優をやっていたら、天狗になっていたと思うと語っていた。
小手伸也は、舞台俳優で、ドラマの「コンフィデンスマンJP」シリーズで43歳でブレイクした。その後「SUITS/スーツ」に出演。それまではつい最近まで、シフトを組んでアルバイトをしていたというから役者は売れるまでは大変だ。俳優は、お金のことは口にしない、がこれまでだったが、口にすべきだという。その人に対する評価の表れ。
(これは野球選手などにも通じる。)
脚本家の古沢良太は、脚本が書き終わってから、脚本料を言われるので、最初に言って欲しいと語っていた。これは驚きだ。「今回は予算が少ないので・・・」と言われるというのも・・・。若い頃は、ギャラ交渉をしたようだが、ベテラン脚本家がこのくらいなので、と言われたという(笑)。
俳優や脚本家になる人に共通しているのは、ネクタイ背広を着て、定時に毎日会社に出社するというのは無理だという人たちということのようだ(笑)。
サラリーマンというのも、今から考えると、型にはめられてがんじがらめの会社人間だったなと思うのだ。