懐かしい米国ドラマを見てみた。
1959年制作の「ボナンザ」は「繁栄、大当たり」「鉱脈」を意味する言葉。
米国西部におけるゴールドラッシュ時代を連想させる名称となっている。
一家の長たる父・ベン・カートライト(ローン・グリーン)とその3人の息子である長男アダム(パーネル・ロバーツ)、次男ホス(ダン・ブロッカー)、三男ジョー(マイケル・ランドン)が正義感に溢れ、無法者たちと戦う姿などが描かれる。
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西部の開拓時代は、広大な土地は無法地帯といってもよく、所有者が明確になっていなかったようで、土地の権利、所有をめぐって争いがあったようだ。
「第1話」の「殺し屋兄弟」では、大量の羊を所有する、ならず者の一味が、カリフォルニア州に行くために、テキサスを経由したいと、カートライト一家の所有する土地を通りたいと言ってくる。カートライト家の長であるベンは、ならず者の狙いが、牧草を羊の餌のためであり、牧草が全て奪われることを案じて、立ち入りを拒否するのだが・・・。案の定、ならず者たちは、アダムを人質に取り、脅しにかかってきた・・・。
「第2話」の「怒れる商人達」では、中国人などの外国人をよそ者として排除して、中国人というだけで人種差別をする姿が描かれる。中国人の青年と親しいカートライト家のホスが、家族一丸となって、中国人たちを守るために、政治家を目指して地域を支配しようと企む人物などと戦う姿が描かれている。
約90分の一話完結のドラマ。
カートライト一家のそれぞれ個性的な人物が親しみやすく描かれている。
自由と平等を謳っているはずのアメリカだが、中国人の前には、アイルランド人の移民も差別されていたようで、アメリカ人に言わせれば、アイルランド人は鉱山で働いてもらっており、差別はしていないというのだが・・・。
法の番人である保安官(シェリフ)も存在はしていたが、時の権力者や実力者におもねるようなところもあって、一般市民、とりわけカートライト一家のような一部の正義感の強い人々がシェリフを動かすことも多かったようだ。
一家の長を演じるローン・グリーン(写真中央)は、アメリカの正義を体現したような人物で、その息子たちも、団結して悪と戦う姿が共感を呼んで、米国でもヒットしたドラマだったようだ。
■「ボナンザ」(全32話)のDVDが手元にあり、少しづつ見ていく予定。(DVDは「四丁目」ギドラさんから提供された。)
DVD1枚に「3話」(1話:90分)づつあるので、全部見るには、毎日一話みても、1ヶ月以上はかかる。気楽に、半年くらいかけて見てみよう。
「ボナンザ」オープニングシーン
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