映画館が娯楽の殿堂とか、庶民の娯楽の代名詞的存在というのは遠い昔。
独特の雰囲気の中で巨大なスクリーン上に展開される映像は、老若男女を問わず心を弾ませ、サスペンスにワクワク、ドキドキさせられたもの。
映画人口は、1950年代後半のピーク時と現在を比べる年間11億人から1.7億人と9分の1に減少している。
「映画館の施設数」となると、映画が上映されている施設(京橋「フイルムセンター」「映画上映」専門ホールなど)についての都道府県ランキングでは、1位は東京都の325施設、2位は福岡県の184施設、3位は大阪府の84施設。もっとも少ないのは46位は島根県の5施設、 同じく46位は徳島県の5施設、4位は佐賀県の7施設。
映画館というと、最近は8割以上がシネコンといわれ、ミニシアター、単館が少なくなっている。複合商業施設などができると、例えばイオンなどのように、イオンシネマ(旧ワーナー系)ができるケースが多くなり、近隣のミニシアターは閉館するといった具合。
シネコンの影響でスクリーン数は、25年前の底から脱して、上向き傾向にある。
スクリーン面積でいえば、1スクリーンの大きさは小さくなっているようだ。
シネコン、単館ミニシアターをひとくくりにした「映画館」数で見ると、東京や大阪などの大都市は映画館が多いが、人口の少ない県では、県に2館しか映画館がないところもある。
順位 | 県別 | 映画館数 |
1 | 東京 | 87 |
2 | 大阪 | 42 |
3 | 愛知 | 35 |
4 | 神奈川 | 28 |
5 | 埼玉 | 26 |
6 | 福岡 | 25 |
7 | 千葉 | 24 |
8 | 兵庫 | 22 |
9 | 静岡 | 19 |
10 | 広島 | 16 |
11 | 長野 | 13 |
12 | 京都 | 11 |
13 | 三重 | 10 |
・・・ | 10館以上 | |
高知 | 4 | |
山梨 | 3 | |
島根 | 2 |
(つづく)
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