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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★映画は社会を映す鏡:学園紛争の映画は1970年前後は受けたが・・・。

 

20歳前後に観た映画がのちのちまで一番印象に残ることが多い。
リアルタイムで観た映画や、旧作でもリバイバルで劇場で見た映画のインパクトは大きい。
 
なかには、その時に見ていないとのちには見られない映画というのも多い。ほとんどDVD化もされていない映画もある。
 
「マイラ~むかしマイラは男だった」(1970)や登場人物9人が全員ゲイという、当時としてはショッキングだった「真夜中のパーティ」(1971)などは再見できるのか?(笑)。
 
1970年当時、世相を代弁した学園紛争物などが大はやりだった。
何しろ、学生1年目には、教室がバリケード封鎖されて、3ヶ月もロックアウト(封鎖)された時代でもあった。そんな時代に観た映画や、青春映画などを思いつくまま取り上げた。
 
■「…YOU… (原題:Geting Straight,1970)。
キャンディス・バーゲンエリオット・グールド主演。無名時代のハリソン・フォードも出演。2009年DVD発売。原題は「ゲッティング・ストレイト(まっすぐ行こう)」だったが、日本ではなぜか「YOU」というタイトル。これは、あなた自身の問題なんだよ、ということのようだ。この時代は、日本でもそうであったように学園紛争が多く、社会問題となっていた。「いちご白書」同様にfpdを含め若者の支持を得た映画でもあった。
■「ジェレミー」(原題:Jeremy,1973)。
ほろ苦い青春映画。グリニス・オコナーがかわいい。
 

「ジェレミー」サントラ
 


青春の光と影」(原題:Changes,1969)。
しく変動する社会に悩みながら生きていく若者の心情を台詞を少なくして歌の詩と映像で表現した社会派青春映画。内容は忘れても曲は有名。
 
 
「青春の光と影」のテーマ曲
「Both Sides Now」
(歌:ジェリー・コリンズ)
 
■「悲しみの青春」(1971)。

戦争の黒い影がしのびよる北イタリアの古都フェルラーラに生きる若い世代の、愛と哀しみを描いた。監督はヴィットリオ・デ・シーカ(「昨日今日明日」「ひまわり」)ジョルジョ・バッサーニの小説「フィンツィ・コンティーニ家の庭」をヴィットリオ・ボニチェリウーゴ・ピッロが共同脚色。出演は新人ドミニク・サンダリノ・カポリッキオ、「地獄に堕ちた勇者ども」のヘルムート・バーガーロモロ・ヴァッリなど。
 
■「いちご白書」(原題:The Strawberry Statement, 1971)。
主題歌「サークル・ゲーム」は、パフィー・セントメリーが歌って大ヒット。
「いちご白書」テーマ曲
 
「いちご白書をもう一度」という歌の中に、「君は見ただろうか「いちご白書」を~♪」というのがあるが、その元になった映画である。
 
もちろんベトナム戦争も収束される頃、1969年頃には「イージーライダー」「ひとりぼっちの青春」などの反戦・反体制映画も多く作られた。映画が時代を映す鏡というのは、今も変わらない(と思う)。
 
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