fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★喫煙論争がまたまた勃発。

 

喫煙者には、タバコを吸う場所がだんだん限られてきた。
まさに”追いつめられて”の状況になってきたようだ。
都内を歩いていても、「喫煙禁止区域」という文字も目に付く。
 
歩きタバコの人をたまに見かけるが、ポイ捨てを平気で行う人もいる。双子のタッチではないが「ちょっと、ちょっと」と注意したくなる(笑)。
 
飲食店、外食チェーンなどでは、分煙スペースを設けるなどしているが、飲食店などの経営者などの間では、全面禁止には不満の声も上がっている。パチンコ店などは、煙むんむんが当たり前のようだが、全面禁止になったら客が減るおそれもある?
 
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タバコは百害あって一利なし、というのが40数年前の生物の教師の持論だった。
「これだけの身体への悪影響の話を聞いて、タバコを吸う人間がいたとしたら、(私に対する)反逆だ」とユーモアを交えて話していた。
 
・・・というわけでもないが、これまでの人生数十年で、一度もタバコは吸ったことがない。正確には、一度、”喫煙もどき”というのはあった。
 
それは小学校の高学年、おそらく5年生(10、11歳)くらいだったろう。
田舎の地元の悪ガキの先輩(中学生)に頼まれて、タバコ屋にタバコを買いに行かされた。銘柄は「バット」か「しんせい(新生)」だったろう。Marlboroなどといったハイカラなたばこはなかった。
 

悪ガキ仲間数人で、小さな川(利根川の亜流で「小山川」という:写真)の土手で遊んでいたときに、この悪ガキ先輩が、fpdなど小学5、6年の数人に、面白がって「吸ってみろ」と半ば強制的に吸わされたのだ。まともにタバコをふかせるわけもなく、鼻につんときてむせかえって、吸えなかった。タバコは、”とんでもなくまずいもの” ”身体に害があるもの”に思えた(笑)。
 
そんな未成年のたばこのまね事があった。
 
タバコは、長い間、嗜好品の最たるものの一つだったので、吸う人にとっては、なかなかやめられないという人も多かったろう。一方、吸わない人にとっては、間接的喫煙=受動喫煙の影響で、むせ返ったり、臭いに敏感で、不快な思いをすることが多い。
 

1970年代に社会人になり、会社に入ったが、朝のミーティングなどでは、周りにはタバコをぷかぷかというのが当たり前の雰囲気だった。 fpdなど、タバコを吸わない社員はむしろ少数派だったような気がする。当時は、吸わないことで引け目すら感じた。
 
タバコを吸う人たちは、吸わない人に、「こんなおいしいものを吸わないなんて、かわいそう」という目で見ていたようだ(笑)。
 
煙を吸うのがどこがいいのか?と喫煙者に聞いたことがある。
「食後の一服。寝起きの一服だ」といった答えが即座にかえってきた。
”おいしいらしい”(笑)。
 

当時、会社には、英文の校正、リライト(日本人が英訳したものを英文として適切な表現に直す)のために、所属部門にアメリカ人スタッフが常に、2、3人いた。その中のアメリカ人女性の一人は、周りに喫煙者がいて、不快に感じ「これは契約には入っていない」としばらくして会社を辞めた。
 
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ハンフリー・ボガートアラン・ドロンは、映画の中で、ほとんどといっていいほど、タバコを吸っている。確かに、絵になる。
 
タバコが将来消えるかどうかはわからないが、203X年か、204X年に、まだタバコがあるかどうか。
 
そうなると「カサブランカ」や「さらば友よ」などの映画のリメイクは製作が不可能に? Yahooの質問に「禁煙運動で、喫煙の多い映画の上映は不可能になるか」というのがあったが、「それはないだろう」だった(笑)。その時代に合わせたものだからだ。
 
刀を差して歩いている人はいないが、時代劇には刀が必要だ。
 
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非喫煙者にとっては、理想はタバコ・ゼロだが、それは無理だろう。
タバコ・ルールが厳しくなっていて、値段も上がり、喫煙場所も少なくなっていることから、喫煙者が減っているのは事実。
 
国は「基本禁止だが・・・」とあいまいな表現で、規制をしようとしているが、世の中の反発もあって、「0」「1」のデジタルのように白黒はっきりとはいかないようだ。
 
グレーゾーンが続くのか。
 
 
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