11月中に「もののけ姫」(193億円)を、年内には「ハウルの動く城」(196億円)を抜いて歴代2位に浮上することがほぼ確実な勢い。配給元の東宝では上映期間の越年も決めており、予想外の怪物作品はさらに動員を伸ばす。
1週間の興行収入は減少傾向にあるものの、ドル箱状態は続いている。
邦画2位が「ハウルの動く城」、3位が「もののけ姫」と上位3作はすべてスタジオジブリの宮崎駿監督作品。この3本のうち直近がハウルで2004年秋公開の作品なので、12年ぶりにジブリのトップ3独占が崩れることになる。
洋画を含めると、歴代2位は「タイタニック」で262億円、3位は「アナと雪の女王」で254億円余。4位は「ハリー・ポッターと賢者の石」で203億円なので、これを抜くことが「君の名は。」の当面の目標となりそうだ。
隕石の落下と時間のずれが起きて、心が入れ替わる高校生の男女2人をめぐるラブストーリー。ファンタジーや悲劇の要素に包まれている。
今年8月26日に公開され、学生を中心に大ヒットとなり、いきなり興行収入トップとなった。9週間連続で首位をキープ。10月29日からの週は「デスノート Light up the NEW world」に首位を奪われたが、翌週から再び2週続けてトップに返り咲いている。
「君の名は。」は恐ろしい。すでに公開している台湾に続いて、今月から香港などアジアでの公開が開始され、来年1月には、アメリカでも公開される。
「え、オーストラリア?」(笑)。
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