年が明けて今日は4日。仕事始めの会社も多いことだろう。
映画界では、「日本アカデミー賞」への関心度合いが強まっている。
授賞式は3月4日(金)。
第39回「日本アカデミー賞」(2016)の選考対象となる作品は、2014年12月14日~
2015年12月15日までに公開された映画。
今回はどの作品がノミネートされ、名誉ある賞を獲得するか。
ノミネート作品の発表に先駆けて、主要部門についての予想がチラホラと見受けられる。
そんな中、有力な作品も徐々に絞られてきているようだ。
本命(◎)は「百円の恋」。
対抗(○)は「海街diary」。
大穴(▲)は「あん」。
といった記事があった。
個人的には、「ソロモンの偽証」(前編:事件、後編:裁判)かなという気がするのだが・・・。昨年の最優秀作品賞は「永遠の0」で、大規模に公開された映画で、製作費も相当な大作だったが、今回は、劇場公開も限定的で地味な作品が多いようだ。地味といえば、一昨年の最優秀作品賞の「舟を編む」も地味な作品ではあった。
■「百円の恋」
最優秀作品賞に選ばれる可能性のある映画の一番手と木される安藤サクラ主演・武正晴監督の「百円の恋」は、自堕落な生活を送っているアラサーでひきこもりの斎藤一子(安藤サクラ)がボクサーである狩野祐二(新井浩文)と出会ったことをきっかけに、ボクシングを通して自らと向き合っていく人間ドラマだった。「百円の恋」は、第88回米アカデミー賞外国語映画部門で、日本出品作に選出されたことでも話題となった。安藤サクラのための映画といってもいいほどの、すごい女優根性を見せてくれた。
予告編
■「海街diary」
次に有力候補に挙げられるのは、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずら人気若手女優が集結した「海街diary」。家族の問題を抱える4姉妹がそれぞれの思いを胸に抱き葛藤しながら、共同生活を通して絆を育む様を描いたドラマ。
原作が小説ではなく、漫画であるため、やや受賞は不利ではないかという見方もある。しかし、脚本と映像美で高い評価を得ていることは間違いないようだ。2年前に「そして父になる」で優秀作品賞を受賞した是枝裕和監督作品でもあり、最優秀作品賞に選ばれる可能性もある。
予告編
■「あん」
また国内外問わず高い評価を受ける河瀬直美監督の最新作「あん」だが、小規模公開だったので、一般の認知度は低いようだ。千太郎(永瀬正敏)が営む街角の小さなどら焼き屋で、アルバイトとして粒あん作りを任された徳江(樹木希林)。彼らが切り盛りする店は、次第に繁盛していくのだが。 正統派のドラマであり、2人が抱えるある問題に言及する社会派な一面を持つ良作。
予告編
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「ソロモンの偽証」予告編
参考までに、スポーツ紙関連では「第40報知映画賞」では、作品賞は「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」(成島出監督 配給・松竹)だった。監督賞は、堤幸彦(「天空の蜂」「イニシエーション・ラブ」)、主演男優賞は佐藤浩市(「起終点駅 ターミナル」「愛を積むひと」)、主演女優賞は樹木希林(「あん」)とベテランが獲得。
助演男優賞は本木雅弘(「日本のいちばん長い日」「天空の蜂」)、助演女優賞は吉田羊(「ビリギャル」「愛を積むひと」「脳内ポイズンベリー」「HERO」)だった。注目の新人賞は広瀬すず(「海街diary」)と藤野涼子(「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」)。
助演男優賞は本木雅弘(「日本のいちばん長い日」「天空の蜂」)、助演女優賞は吉田羊(「ビリギャル」「愛を積むひと」「脳内ポイズンベリー」「HERO」)だった。注目の新人賞は広瀬すず(「海街diary」)と藤野涼子(「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」)。
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