映画やドラマなどのラストシーンでは、「オチ」や最後の着地点がどうなるか気になるもの。最後に全てがひっくり返るような「オチ」は面白い。”どんでん返し”といってもいいが、オセロの白黒の盤のように、全てがひっくり返る痛快さ。
どんでん返しではないが、面白かったのは「あるスキャンダルの覚え書き」のラスト。老女・ジュディ・デンチが、懲りずに”獲物”に食指を伸ばすとというエンディングにはゾクゾクした(笑)。もうホラーテイストの世界。
一方、人との会話でも、語り方で「オチが必要な語り方」と「オチの要らない語り方」があるという。
■オチが必要な語り方。
・話が長い。
・途中で盛り上がりをつくっている。
・結論を最後まで言わない。
⇒聞き手は面白いオチを期待する。
■オチの要らない語り方。
・話が短い。
・主題や結末を先に伝えている。
⇒聞き手はオチを期待しない
「話にオチがない」と言われる人は、オチが重要ではない話題でも「オチを期待させる話し方」をしてしまっているのだという。
オチを期待されない語り方がいいようだ。
最初に「これは何の話」とまず伝えてしまう。
●話の内容や結論を大まかに言ってから詳しい話をする。
「今日、お店に嫌な客が来て最悪だったよ」から始める。
外国人のプレゼンテーションでよく見られる、今日の話は三つあって、
一つは○○、二つ目はXX、三つ目は▽▽と前もって伝えることで、
相手に、全体の話の概要を伝えてしまう。
「すごく嬉しいことがあったんだけど、聞いてくれる?」から始める。
「すごく嬉しいことがあったんだけど、聞いてくれる?」から始める。
聞き手は「今聞いているのは何の話なのか」を知りたがっている。
その答えを先延ばしにすると、オチへの期待がふくらんでしまう。
そこでオチがなかったら、聞き手はがっかり?(笑)。
一方、オチのある話をするコツは、意外な出来事(発端)→中盤→結末の順で語るといいという。意外性のある出来事に「発端」と「中盤」を付け加えれば、簡単にオチのある話ができるというのだが。
桃太郎の話:「桃から男の子が出てきた」話をしたいとき・・・。
発端:川へ洗濯に行った。
中盤:川上から大きな桃が流れてきたので拾って家に持って帰った。
結末:食べようとしたら桃が割れて、中から男の子が出てきた。
桃太郎の話:「桃から男の子が出てきた」話をしたいとき・・・。
発端:川へ洗濯に行った。
中盤:川上から大きな桃が流れてきたので拾って家に持って帰った。
結末:食べようとしたら桃が割れて、中から男の子が出てきた。
「最後にもう一つ」出意表を突く。
すべて話したと思わせておいて、最後に意外な一言で驚かせる。
「そのとき私を助けてくれた男性が、今の夫です」
「そのとき私を助けてくれた男性が、今の夫です」
・・・
ということなのだが、映画でも、なんとなく終わって、「あれ、これで終わり」というのが時々あるが、そんなときは、「なーんだ」と期待を裏切られて、オチオチ寝られないのだ。
何が言いたいのかわからない、まとまりのない記事になってしまったので、この辺で「オチまい」。
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